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オオハナワラビ(10月)

オオハナワラビ10月頃から、第2樹木園の林床に見られるようになってきました。冬緑性のシダ、オオハナワラビです。

第2樹木園の標柱12番と13番の間の大きなカツラの木の近くにあります。カツラの黄色の落葉が美しく、また落葉の香りもよい時期となりますが、そのカツラの木の近くを通ったら、ぜひ地面をよく見て、このオオハナワラビも観察してください。冬緑性なので、夏の間は見られません。

とてもよく似たフユノハナワラビも同じ頃に園内で見られますが、フユノハナワラビでは葉の鋸歯の先が鈍頭であるのに対して、オオハナワラビでは鋸歯の先が尖っています。また、日当たりを好むフユノハナワラビに比べて、オオハナワラビでは林内を好み、第2樹木園などの林床が適しているようです。(よ)

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