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1月ですから寒い日も多いのですが、斜面の上方の日当たりが良く暖かい場所にはいくつかの小鳥が見られ、ウソが小さな群れで飛んでいました。
喉と頬が淡いピンク色がオス(写真の中の上と下右の個体)、淡い灰褐色がメス(下左の個体)です。国内では、夏季は中部地方以北の亜高山帯で繁殖し、秋から冬にかけて徐々に低地におりてきます。草木の芽や種子、昆虫などを食べ、サクラやウメなどのつぼみも食べます。
ウソはサクラの中でも、`染井吉野'のつぼみが好きと言われることがあるようですが、多摩森林科学園には多くの種類のサクラ栽培品種を植栽しており、`染井吉野'はさほど多くありません。ウソを見かけたときに、もし十分な時間があれば、どの種類のサクラのつぼみや花芽を好むのか、じっくり観察してみるとおもしろいかもしれません。(写:し、文:よ)
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