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第2樹木園でアセビの花が咲いています(標識柱14番付近など)。常緑の低木で、葉は互生(枝に葉が互い違いに付くこと)ですが、枝の元よりも枝先に集まって付きます。葉は長さ3-8cmで、縁に細かい鋸歯があります。馬がこの葉を食べると足がしびれ中毒して動けなくなるということから、馬酔木の名があります。
3-4月、枝先に白色・つぼ形で、長さ約6mmの小花を下向きに開きます。見た感じドウダンツツジにとてもよく似ていると思われるでしょうが、ドウダンツツジはツツジ科ドウダンツツジ属、アセビはツツジ科アセビ属なので、確かに近い仲間です。
分布は、本州(宮城県以南、関東・中部地方の太平洋側および近畿・中国地方)・四国・九州で、山地の岩の多い風衝地に生えています。(Ka)
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