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フウの実からはえるキノコ(6月)

フウの実から第1樹木園のフウの木の古い実から,灰色の針のようなキノコがたくさん生えています(写真)。このキノコは,Xylaria liquidambarisという学名で,カキノミタケや冬虫夏草類と同じ子嚢菌の仲間です。Xylaria liquidambarという異名もありますが,Index Fungorum(菌名のサイト)によると種小名はliquidambarisが正しいようです。しばらく和名がありませんでしたが,最近はフウノミフデタケと呼ばれているようです。

新種として記載されたのは意外と新しく2002年です。毒にも薬にもならない菌ですが,見かけは面白いので,写真の材料にはなります。フウまたはモミジバフウの実だけに生えるので,この菌も宿主の樹木とともに外国から渡って来たのかもしれません。(し、も)

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