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森の管理室前の小川でカエルの声が聞こえます。昼間でも曇った日には、ギュウ・ギュウ・・・という低い声で鳴きます。
声のわりには比較的小さなカエルで、体長はオスが4cmくらいメスでも5cmくらいです。体色はこげ茶色つまり土色でそれでこの名前がつきました。背中には大小のイボ状突起がたくさん並び、このため各地で「イボガエル」とも呼ばれています。学名のRana rugosa も「シワの多いカエル」という意味です。
水田や湿地、池、山地の渓流から河口域まで、幅広く生息します。オタマジャクシのままで越冬し,翌年,8cmほどの大きさにまで成長します。このオスがメスを呼ぶ声は、繁殖期の5月末〜8月末まで聞くことができます。(や)Copyright © Forest Research and Management Organization. All rights reserved.