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ジュウイチ(7月)

ジュウイチよく見かけるヒヨドリやムクドリよりは大きめで、カケスくらいの大きさですが、飛ぶ感じがちょっと違って、なんだろうなと思っていました。沢沿いの斜面の木の枝に短い時間とまったときにかろうじて数枚撮りましたが、ジュウイチの幼鳥のようです。

夏鳥として日本にやってくるカッコウ科の4種については、ホトトギスは春から夏にかけていつも園内で鳴いていて、カッコウとツツドリは春に声を聞くことがありますがその後はあまり聞かず、ジュウイチはほとんど声を聞いたことがありません。ジュウイチはもっと標高の高いところにいることが多い鳥ですし、声も聞いたことがないので園内にいるとは思いませんでした。この写真では見えませんが、胸に黒い縦の斑紋があるので幼鳥と思われます(成鳥の胸は淡いオレンジ色で斑紋なし)。おそらく園内または近くで育った個体でしょう。

カッコウ科の鳥はどれも託卵の習性を持ち、ホトトギスは園内に多いウグイスに主に託卵します。ジュウイチは、コルリ、オオルリ、コマドリ、ルリビタキなどが託す相手と言われています。(よ)

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