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この記事は「多摩森林科学園のブログ(2012.8-2019.3)」に2013年7月に掲載されたものです。
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サクラ保存林の上部にある関山(かんざん)ベンチ40基をリニューアルしました。春のサクラの季節には多くの人々が、ここに座ってお弁当をひろげ、目の前に咲く濃いピンクの‘関山’や右手の白い‘御室有明(おむろありあけ)’、そして左手の淡紅色の‘奥州里桜(おうしゅうさとざくら)’などを眺めて、ゆっくり春の1日を過ごす最高の場所です。
多摩森林科学園の通年一般公開が始まった翌年の1993年に改修され、少しずつの手入れで20年間の風雨に耐えてきましたが、さすがに近年は痛みが激しく、今回のリニューアルとなりました。
3月初めにはベンチが届いて取り付け作業を行う予定でしたが、今春のサクラ開花が思いがけない早さとなって見学の人々の出足が早く、取り付け作業が5月以降になっていたものです。ベンチの基礎となるひな段の土留めもしっかりと改修し、快適にお花見が楽しめそうです。
関山ベンチの他にも、園内には多数のベンチが随所に設置され、森の見学の休憩場所となっています。いまの季節は、気に入った場所のベンチに座って、森の緑を眺め、鳥の声を聞くのがよいかもしれません。(よ)
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