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カラタチバナの花(7月)

カラタチバナ第1樹木園の林床で、カラタチバナの花が咲いています。秋になると赤い実がなって目立つのですが(右写真、11月撮影)、夏に見られる花は地味な色で、よく気を付けていないと見過ごしてしまいそうです。花も実も直径が約6-8mmの大きさでさほど差がなく、むしろ花のほうがやや大きいくらいのようなのですが、人間の目からみた目立ち方は明らかに実のほうに軍配があがります。

葉腋から伸びた花柄に散形状に10個程度の花が付きます。蕾は黄緑色、花冠は白く5つに深く裂け、雄しべが5本、雌しべが1本あります(中写真)。サクラソウ科ヤブコウジ属。同じ属のヤブコウジによく似た花で、ヤブコウジ同様に目立たない花にどんな虫が来るのだろうと思います。(よ)

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