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トラフシジミ(7月)

トラフシジミ幼虫は様々な植物の花を食べる。分布も広く,特に珍しい種ではない。でも,沢山見られる場所はなかなか無く,いざ探すとなると苦労することも多い。同じ時期に同じ場所に行っても,毎年見つかるとは限らない。

夏型に比べて春型の方が,縞模様のコントラストがはっきりしていて,“虎斑”らしい。翅表は一様に鈍い紫色。幼虫が花や蕾を食べる種は共食いする性質も強いので,飼育する時には注意が必要だ。春型はヒメジョオンなど,夏型はリョウブなどの花をよく訪れる。雄は枝先などで,占有行動をとる。科学園記録種。(た)

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