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ダイミョウセセリ(9月)

ダイミョウセセリ敏捷に飛ぶが、葉上によく止まる。セセリチョウではチャマダラセセリ亜科に属する種は、基本的には翅を平らに開いて止まる習性がある。翅を開いて止まるのは蛾だという俗説があるが、セセリ以外にも、スミナガシやイシガケチョウなど同じようなとまり方をするチョウは意外と多い。

ダイミョウセセリの名は、黒地にいくつかの白斑を散らした模様が大名の紋付姿を連想させてつけられたもの。東日本では後翅の表側は普通一様に黒色だが、西日本では後翅にも白帯がある個体が多い。

幼虫はヤマノイモなどの葉を折り曲げてその中に潜む。どこにでもいるが、群れているような種ではない。科学園記録種。(た)

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