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カメムシタケ(Ophiocordyceps nutans)は,いろいろなカメムシに寄生する,いわゆる冬虫夏草類の一種です。
菌は,生きたカメムシの皮膚から感染して血液の中で増殖し,カメムシが死ぬと体外に菌糸を伸ばして子実体(写真左)を作ります。写真右(○内)は感染したカメムシです。子実体は夏~秋によく見られます。冬虫夏草というととても珍しいきのこだと思われることがありますが,カメムシタケは多摩森林科学園の構内でも比較的よく見つかり,そんなに珍しい菌ではありません(し)
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