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メスグロヒョウモン(9月)

メスグロヒョウモチョウには雌雄で色彩が異なるものが多い。ミドリシジミ類などでは、翅表の色はかなり異なっているが、裏面の斑紋はそれほど大きく変わらない。しかし本種の場合は、裏も表もまったく異なる点で飛びぬけた雌雄異型だ。雄は普通の豹紋模様だが、雌はイチモンジチョウの仲間のような色彩斑紋を持つ。

この種以外にメスアカミドリシジミなど和名に「メス」がつくチョウはいるが、「オス」がつく種は日本にはいない。

産卵は樹幹上に行われることが多い。ヒョウモンチョウ類の中では、ミドリヒョウモンとともに樹林的環境を好む性質が強い。雄は秋には、林内でテリトリー(なわばり)を見張る。科学園記録種。(た)

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