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ツリフネソウの花のつくり(9月)

ツリフネソウの花のつくり多摩森林科学園内の道には名前がつけられています。柳沢林道、昭和林道、遠見通り・・・。その一つに釣舟草通りがあります。ツリフネソウ(ツリフネソウ科)の群落があるところから名づけられました。

ツリフネソウのがく片は3個ありますが、下部のがく片は大きく袋状になり、後端部が渦巻き状になっています。がく片も赤紫色で花弁(花びら)のように見えます。

がく片と花弁をよく見て区別してください。花弁は5個ですが、左右の側片は合着して3個のように見えます。

日本にツリフネソウ科の植物は、1属3種しか自生していませんが、同じ仲間のホウセンカは多く栽培されています。ツリフネソウ属の学名のImpatiensは、「こらえきれないもの」という意味です。熟した果実をさわると、果皮がはじけて、種子がはじき飛ばされてくる性質に由来しています。(か)

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