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更新日:2018年3月27日

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研究内容

東北育種場は、林木育種(樹木の品種改良)を行うための専門機関です。スギ・カラマツの成長・材質に優れた品種やアカマツ・クロマツのマツノザイセンチュウ抵抗性品種の開発といった品種改良、広葉樹(主にブナ)の林木遺伝資源の収集・保存に関する調査・研究を行っています。

 主な研究内容

  •  林業再生に資する品種の開発
    (第2世代スギ・カラマツ精英樹の選抜、初期成長等に優れたスギ品種の開発、幹重量の大きいカラマツ品種の開発)
  • 国土・環境の保全に資する品種の開発
    マツノザイセンチュウ抵抗性品種の開発)
  • 林木育種の高速化に向けた基盤技術の開発
    (寒冷地におけるスギのコンテナ育苗技術の開発、マツ類の着花促進技術の開発)
  • 多様なニーズに対応した育種技術の開発
    マツノザイセンチュウ抵抗性品種の次世代化に向けた育種体系の構築)
  • 林木遺伝資源の保存手法の高度化、ジーンバンクの利用促進のための技術開発
    (ブナの着花特性の調査・評価及び着花促進技術の開発、ブナ種子の保存技術の開発)

主なプロジェクト

  • 多雪地域の森林資源持続に向けた低コスト再造林システムの構築
  • 造林木の生育環境への適応性の評価
  • 新世代林業種苗を短期間で作出する技術の開発
  • スギ木部形成関連遺伝子データベースの構築に向けたEST単離と網羅的発現解析
  • 気候変動下における国産主要樹種の肥大成長および材質の変動予測 
  • アカマツのマツ材線虫病抵抗性とその他形質の遺伝的相関関係の解析
  • ケニア国耐乾燥性樹種育種プロジェクト