活動報告

　合同成果報告会にて研究事業成果を発表

　岩手県林業技術センター、森林総合研究所東北支所、森林総合研究所林木育種センター東北育種場の３機関合同成果報告会が令和６年２月７日(水)、盛岡市内の「プラザおでって」で開催されました。
　育種課長より「東北育種基本区における花粉の少ないスギ品種について」と題して、東北育種基本区内から選抜した精英樹をもとに花粉の少ないスギの選抜を行った過程や今後の展望についての報告、育種研究室長から「林木育種センターにおけるスギ花粉症対策品種の開発について」と題して林木育種センターにおける花粉の少ないスギ品種の開発を行う過程、無花粉スギ選抜に資するマーカー開発などについて、研究事業成果を発表しました。

 

当場職員による成果発表

エフエム岩手「夕刊ラジオ」に出演

　東北育種場は、例年10月に森林総合研究所東北支所と森林整備センター東北北海道整備局盛岡水源林整備事務所とともに一般公開を実施していますが、令和５年度は感染症対策のため中止となりました。このため一般公開に代わる広報として、令和５年10月から令和６年３月までの毎月第２火曜日にラジオ放送で３機関が研究や事業の紹介を行っています。
　令和５年11月を担当した東北育種場からは、「花粉の少ないスギができるまで」をテーマに当場職員が出演し、現在取り組んでいる「花粉の少ないスギ品種の開発」について紹介しました。

ラジオ放送の収録

　いわて林業アカデミーの学生へカラマツ特定母樹苗の植栽指導

　令和５年10月26日（木）、６月上旬に岩手南部森林管理署と共同で設定したカラマツ特定母樹展示林へ、いわて林業アカデミーの学生15名に対し、岩手南部森林管理署職員および当場職員指導の下、カラマツ特定母樹苗の植栽指導を行いました。
　当日は地元新聞社の記者が取材に見えられ、後日掲載されました

いわて林業アカデミーの学生に対するカラマツ苗木の植栽指導

　東北森林管理局のフォレスターフォローアップ研修受け入れ

　東北森林管理局よりフォレスターフォローアップ研修の一環として、当場の業務を見学したいとの要望を受け、同局職員７名が令和５年10月25日（水）に来場されました。
　職員から東北育種場の業務概要およびエリートツリーに関する講義を行い、場内施業地に場所を移し苗畑の概要説明や、スギミニチュア採種園の管理方法について説明を行いました。

東北育種場の概要説明	事業用地の概要説明

　北海道森林整備課および（地独）北海道研究機構職員が来場

　北海道森林整備課および（地独）北海道研究機構の職員５名が、令和５年９月11日（月）に来場され、東北育種場で行っている研究事業概要説明や、採種園の管理方法について講義を行いました。
　その後、場内施業地に場所を移しスギミニチュア採種園の管理方法の管理方法について実技を交えながら説明を行いました。

林木育種事業の概要説明	スギミニチュア採種園の管理方法について説明

　弘前大学農学生命科学部の学生が来場

　弘前大学農学生命科学部生物学科の学生８名が、令和５年８月23日（水）に来場されました。
　当場職員より現在行っている研究事業や林木ジーンバンク事業の概要説明後、事業地に場所を移しスギミニチュア採種園、マツノザイセンチュウ抵抗性接種試験地等の概要説明を行いました。

林木育種事業の概要説明	苗畑にて植栽樹種系統の管理方法について説明

　岩手大学農学部植物生命科学科の学生が来場

　岩手大学農学部植物生命科学科の学生40名が、令和５年７月７日（金）に来場されました。
　職員より東北育種場が行っている事業概要の説明を行った後、事業地に場所を写しマツノザイセンチュウ接種試験の体験していただきました。学生の皆さんは初めていうこともあり職員の説明を受けながら、真剣に作業に取り組んでおられました。

マツノザイセンチュウ接種試験の体験	スギミニチュア採種園の概要説明

 

　山形県立村山産業高等学校にて出前授業を実施

　山形県立村山産業高等学校よりさし木の基本的な技術、管理方法についての講義依頼を受け令和５年６月26日（月）、同校にて出前授業を行いました。
　職員よりさし穂の作成方法および管理方法について説明を行った後、数人ごとのグループに分かれさし穂づくり、養苗土を入れた育苗箱へのさし付け、水やりなどの管理について職員指導のもと実習を行いました。

さし木の基本的な技術について説明	職員指導のもと、さし木床へのさし付け

　岩手大学農学部森林科学科の学生が来場

　岩手大学農学部森林科学科の学生31名が、令和５年６月15日（木）に東北育種場へ来場され、ツツジ・テマリカンボクを用いたさし木や、スギ・カラマツを用いたつぎ木の実習を行いました。
　実習に先立ち職員による林木育種事業の概要説明およびさし木、つぎ木の実演を行いました。その後学生を６つの班に分け、それぞれの班に職員がつき添い、さし木・つぎ木の実習を行いました。

さし木の実技指導	つぎ木の実技指導

　岩手南部森林管理署と共同でカラマツ特定母樹展示林を設定

　東北森林管理局岩手南部森林管理署と共同で、同署が管理する国有林へカラマツ特定母樹展示林を、令和５年６月７日（水）に設定しました。

カラマツ特定母樹展示林への苗木植栽