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資源を提供してくれる森、それは私たちの先輩諸氏が「人工林」として造り、育んできた森です。近年は環境問題の解決場所として注目されてきた森林ですが、私たちが生活するうえで利用する資源を提供してくれる「森」として改めて見直す必要があります。
こうした背景には、人工林を伐採した後に改めて植栽する「再造林」が行われず、造林未済地として残される山が急速に増えていることがあります。この原因としては造林保育の経費、素材生産・流通の経費、国際経済の中での木材の価格等、一辺倒では解決できない多数の問題を含んでいます。今回はこの問題に対峙すべく始まった最新の研究を紹介します。
2023年10月11日(水曜日)13時00分~16時40分(12時30分受付開始)
一橋大学 一橋講堂(東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター2階)
【プログラム】
13時00分 開会挨拶
13時10分 講演
「イントロダクション—日本の針葉樹人工林の現状を正しく理解する—」研究ディレクター 宇都木 玄
「育林作業の省力化に向けて—最先端の技術と考え方—」九州支所 主任研究員 山川 博美
「素材生産技術の高度化—ここまできた林業機械の自動化—」林業工学研究領域 収穫システム研究室長 中澤 昌彦
14時20分 ポスター発表(休憩)
14時50分 講演
「世界の情勢に左右される木材の価値—国際市場における日本の在り方—」林業経営・政策研究領域 研究員 早舩 真智
「針葉樹だけで良いのか—立木の付加価値、広葉樹利用の温故知新—」関西支所 森林生態研究グループ長 山下 直子
「時間軸も考慮した資源管理—自立できる山づくりのために—」関西支所 主任研究員 中尾 勝洋
16時05分 パネルディスカッション
「木材利用を行う森林のために、その理想像は 予定調和は成り立つのか」
16時35分 閉会挨拶
【ポスター発表】
主催:国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
後援:一般社団法人日本森林学会 、一般社団法人日本木材学会、森林立地学会、森林利用学会、一般社団法人日本森林技術協会、日本造林協会、一般社団法人林業機械化協会、一般社団法人日本林業経営者協会、全国素材生産業協同組合連合会、一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会
参加料無料/事前登録不要
※本講演会の様子は、後日YouTube森林総研チャンネルで配信予定です。
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