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令和4年10月12日
東北育種場では、東北各県からの要請に応じて、クローン増殖の方法や採種穂園の管理等についての技術指導を実施しています。今回は、令和4年4月から6月に宮城県、秋田県、5月には新潟県からの要請に応えて、スギ採種穂園の樹形誘導等や、カラマツつぎ木増殖の手法等について技術指導を実施しましたので概要を紹介します。
スギの育種種子生産を目的としたミニチュア採種園の管理を支援するため、宮城県林業技術総合センターにおいて、県の職員等11名を対象にスギミニチュア採種木の樹形誘導・施肥等について、実技を交えた指導と意見交換を行いました。
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スギ採種木の剪定に関する実技指導 |
東北各県の採種園ではカラマツの特定母樹等の導入が予定されています。秋田県では、採種木の増殖に取組む予定としていることから、東北育種場において、県の職員3名を対象につぎ木によるクローン増殖の手法について、実技を交えた指導と意見交換を行いました。
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カラマツつぎ木手法の実技指導 |
スギのさし穂生産を目的とした採穂園管理を支援するため、新潟県長岡市にある和島林木育種園(県営)において、県の職員等6名を対象にスギ採穂木の樹形誘導・施肥等について、実技を交えた指導と意見交換を行いました。
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スギ採穂木の剪定に関する実技指導 |
今後も引き続き、皆様の要望に適切に対応できるよう各種の技術支援に取り組んでまいりますので、是非ご活用下さい。
(東北育種場)