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森林総合研究所林木育種センターの前身である国立林木育種場が昭和32年に設立されて、今年度で60周年を迎えたことを記念し、平成30年2月16日(金)に東京都江東区の木材会館において、「豊かで多様な森林の恵みを未来につなげる林木育種」をテーマに、林木育種事業60周年記念シンポジウムを開催しました。当日は、国、都道府県、大学等研究機関、関係団体等から200名を超える参加がありました。
シンポジウムでは、森林研究・整備機構沢田理事長からの主催者挨拶、林野庁織田森林整備部長から祝辞をいただいた後、東京大学の井出教授からは、「再造林時代の林木育種」をテーマに基調講演をいただきました。続いて、林木育種センター・育種場から、最近の主な研究成果として次の7課題について発表が行われました。
●これまでの品種開発の取組 育種第一課 田村明 ●林木育種の次世代化に向けて 育種第一課 高僑誠 ●林木ジーンパンク事業の成果と今後の方向 探索収集課 山田浩雄 ●県との連携による第二世代抵抗性アカマツ品種の開発 関西育種場 岩泉正和 ●特定母樹の普及に向けた取組 北海道育種場 坂本庄生 ●海外における林木育種の展開 西表熱帯林育種技術園 千吉良治 ●林木育種におけるバイオテクノロジーのこれまでとこれから 森林バイオ研究センター 谷口亨
さらに、パネルディスカッションでは、岐阜大学の向井教授をコーディネーターとして、5名のパネリストの皆様(網田全国林業試験研究機関協議会会長、岸 全国山林種苗協同組合連合会会長、後藤 東京大学大学院准教授、星 林木育種センター育種部長、森谷 林野庁研究指導課長)により、今後の林木育種のあり方などについて幅広い観点からご議論をいただきました。
参加者の皆様からの様々なご意見等を通して、林木育種事業に携わる私どもの責務がこれまで以上に重いものとなっていることを再確認したところです。あらためてご来場いただいた皆様方に感謝申し上げます。 |
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昭和32年に林木育種場が設置されてから、本年をもって林木育種事業は60周年を迎えることとなりました。 これを記念したシンポジウムを「豊かで多様な森林の恵みを未来につなげる林木育種」をテーマに開催致します。 皆様のご参加をお待ちしております。(参加費:無料)
開催日時 平成30年2月16日(金曜日) 13時00分~17時00分開催場所 木材会館7階ホール(東京都江東区新木場1-18-8)参加申込書(ワード2007:23KB)E-mail:ftbc60kinen@ml.affrc.go.jp(申し込み用紙に記入後、添付ファイルとして送信して下さい。) FAX:0294-39-7306(申し込み用紙に記入後、FAX送信して下さい。) 参加申込み締切り:平成30年1月25日(木曜日) |
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13:00~ 開会 | ||
主催者挨拶 | (国研)森林研究・整備機構 理事長 沢田 治雄 |
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祝辞 | 林野庁長官 沖 修司 | |
13:10~ 基調講演「再造林時代の林木育種」 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 井出 雄二 |
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13:50~ 林木育種成果発表(林木育種センター、育種場) | ||
これまでの品種開発の取組 | 育種第一課 育種調査役 田村 明 | |
林木育種の次世代化に向けて | 育種第一課長 高橋 誠 | |
林木ジーンバンク事業の成果と今後の方向 | 探索収集課長 山田 浩雄 | |
県との連携による第二世代抵抗性アカマツ品種の開発 | 関西育種場 育種課 主任研究員 岩泉 正和 | |
特定母樹の普及に向けた取組 | 北海道育種場 遺伝資源管理課長 坂本 庄生 | |
海外における林木育種の展開 | 西表熱帯林育種技術園長 千吉良 治 | |
林木育種におけるバイオテクノロジーのこれまでとこれから | 森林バイオ研究センター 森林バイオ研究室長 谷口 亨 | |
15:50~ パネルディスカッション 〇コーディネーター 〇パネリスト ※50音順 |
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17:00~ 閉会 |
※ シンポジウム終了後懇親会(立食形式)を
予定しています。
・場所:木材会館6階小ホール
・時間:17:30~19:00
・参加費:5,000円 (懇親会費は当日会場受付で申し受け致します。)
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