二酸化炭素など温室効果ガス濃度の上昇に伴う地球温暖化が森林生態系に与える影響を解明するために、また京都議定書など国際的な取り決めに対応するためには、森林生態系のすべての炭素蓄積とその変動を明らかにする必要があります。
森林土壌は炭素の貯蔵庫であり、地上部の樹木に含まれる炭素の数倍の炭素が蓄積しています。
本プロジェクトはわが国の森林におけるリター(落葉)、枯死木、土壌中の炭素量を全国規模で調査し、そのインベントリ(目録)を作成するとともに、繰り返し調査を行って炭素蓄積変化量を把握しようとするものです。
(右写真:上から順にスギの切り捨て間伐、茨城県コナラの落葉、筑波山の褐色森林土)
新着情報・更新情報
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成果公表
- 2024/03/11: Carbon Management(15巻)に掲載
Kawanishi et al. (2024) 枯死木による炭素蓄積量への森林施業の影響: 日本の森林インベントリー調査からの考察(英文) [web]
- 2022/01/15: Geoderma(406巻)に掲載
Yamashita et al. (2022) 微地形とテフラ沈着を考慮した全国の森林における3次元土壌有機炭素マッピング(英文) [web]
- 2021/10/25: Zenodoに掲載:公開Geotiffデータ
Yamashita et al. (2021) 日本の森林における表層深さ30cmまでの土壌炭素蓄積量マップと、それに付随する土壌炭素濃度マップ、容積重マップ、石レキ率マップ(英文) [web]
- 2017/07/26: European Journal of Soil Science(68巻)に掲載
Nanko et al. (2017) 日本の森林の表層土壌の炭素蓄積量に対する土壌群、立地、気候の影響評価(英文) [web]
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