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木材の性質を向上させるアセチル化処理の新手法を開発 

 2011年4月11日掲載

発明の名称 木材の改良方法
発明者及び所属

松永 正弘・松井 宏昭・片岡 厚 (木材改質研究領域)

特許番号 特許第4686775号
特許年月日 平成23年2月25日
特許概要 本発明は、木材が水や湿気によって寸法が狂ったり、腐ったり、シロアリに食べられたりするのを防ぐために行う木材改質法の一つであるアセチル化処理を、超臨界二酸化炭素中で行う方法です。アセチル化処理に用いる薬剤は酢の一種である無水酢酸で、これは人や環境に対して無害であり、近年その有用性が見直されています。さらに、超臨界二酸化炭素も無毒・不燃性で、何回でも再利用できるため、環境低負荷型反応溶媒として注目を浴びています。今回、私たちは、超臨界二酸化炭素中にごく少量の無水酢酸を拡散させて処理することにより、従来法よりも短い処理時間と少ない薬剤使用量で、より高い寸法安定性を持ったアセチル化木材が製造できることができました。処理時間の短縮と薬剤使用量の低減で製造コストの大幅削減が見込まれますので、この技術を利用すれば、環境に優しい高性能なアセチル化木材を安価で提供することが可能になる、と期待されます。

 

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