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更新日:2020年4月21日

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大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち

表紙写真:大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち
  • 著者:藤井 一至 
  • 発売元:山と渓谷社  
  • 定価:900円(税抜き) 
  • 発行年:2015年
  • ISBN:978-4-6355-1022-6 
  • 現在、私たちの足元には当たり前のように土がありますが、地球が「土の惑星」になったのはおよそ5億年前のことです。土がなければ、生命の進化や農業の発達、ひいては人類の繁栄はありませんでした。土と動物、植物、そして人間がどのようにして現在の姿に至ったのか、5億年をめぐる旅を通してせまります。

    <目次>

    プロローグ:足元に広がる世界
    地球は茶色かった?/旅をはじめる前に

    第1章:土の来た道:逆境を乗り越えた植物たち
    土壌が存在しなかった地球/大陸移動とシダの森/樹木とキノコの物質循環/ジュラシック・ソイル/砂上の熱帯雨林/氷の世界の森と土/奇跡の島国・日本

    第2章:土が育む動物たち:微生物から恐竜まで
    栄養分をかき集める生き物たち/腸内細菌の活躍/土と生き物をつなぐ森のエキス・溶存有機物/緊縮財政の養分循環

    第3章:人と土の一万年
    ヒトの酸性土壌への適応/水と栄養分のトレードオフ/古代文明の栄枯盛衰:灌漑農業/熱帯林に適応したヒト:焼畑農業/田んぼを始めたアジアの人々:酸性土壌の克服/稲作と水田漁撈:消えたドジョウと食文化の変容/肥料の来た道:あなたのオシッコはいくら?/人口増加と土壌酸性化を加速させたハーバー・ボッシュ法

    第4章:土の今とこれから:マーケットに揺れる土
    エネルギーが届くまで/スギ林に囲まれた不思議な景色/ポテトチップスの代償/マーケットに揺れる土/納豆ごはんと水田土壌/土が照らす未来:適応と破滅の境界線
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