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<背景と目的>
2005年に開始されたREDDプラスにかかる国連気候変動枠組条約(UNFCCC)における議論は、2015年の第21回締約国会合(COP21)で採択されたパリ協定において位置づけられました。パリ協定は2018年12月に実施されたCOP24で緩和成果の国際移転に関する条項を除く全ての実施指針に合意し、2020年の本格的実施に向けた取り組みが開始されています。森林総合研究所では、2010年にREDD研究開発センターを立ち上げ、わが国が発案した二国間クレジット制度(JCM)によるものをはじめとするREDDプラス活動の支援と実施による緩和成果の国際移転を可能するための様々なツールを研究開発してきました。
本セミナーでは、こうした研究開発の成果発表を行うとともに、わが国が推進する二国間クレジット制度(JCM)なども含まれる「協力的アプローチ」による緩和成果の国際移転や、約束草案の達成への貢献を可能とする仕組みの展望、今後更に活発化されることが見込まれるパリ協定の外の自主的なクレジット制度の仕組みの方向性など、実際に活動する民間企業や国の代表の登壇を得て情報共有・交換を行います。そうして、わが国の民間セクターを含む様々なステークホルダーの更なる参加による多様なREDDプラスの取り組みによるポテンシャルの拡大を展望する機会を提供することを目的としています。
また、クックブックや最新のクックブックアネックス等やその他の文献等の成果物や、一般公募も含めたパネル展示等を行って休憩時間等にも成果の普及に努めまして、参加者の情報交換に資するものといたします。
2020年1月21日 (火曜日)10時から17時30分(9時30分開場)
名称 | 東京大学 伊藤謝恩ホール |
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住所 | 東京都文京区本郷7-3-1 |
交通案内 | 東京メトロ丸ノ内線・都営地下鉄大江戸線「本郷三丁目」駅下車 徒歩8分 |
ホームページ | 伊藤国際学術研究センター(外部サイトへリンク) |
主催:(国研)森林研究・整備機構 森林総合研究所
共催:国際熱帯木材機関(ITTO)、(独法)国際協力機構(JICA)、森から世界を変えるREDD+プラットフォーム
後援(予定):林野庁、外務省、環境省、日本リモートセンシング学会、日本森林学会、日本熱帯生態学会、森林計画学会
開会セッション
開催挨拶:沢田 治雄(森林総合研究所 所長)
来賓挨拶:本郷 浩二(林野庁 長官)
趣旨説明:井上 泰子(森林総合研究所)
基調講演1:REDDの歴史と展望
マルゴラザタ・ブシュコ-ブリッグス (国連食糧農業機関(FAO)/UN-REDD)(調整中)
基調講演2:REDD+の取り組みと展望
ニィ・ニィ・キョウ(ミャンマー政府 天然資源環境保全省森林局長)
セッション1 REDDプラスの技術的ツールとガイダンス
モデレーター: 宮本和樹(森林総合研究所)
(1)佐藤 保(森林総合研究所)
(2)サンドロ・フェデリチ(国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC))
(3)ルース・トゥリア(パプアニューギニア森林公社)
セッション2:REDD+の制度とクレジットの今後の展望
モデレーター:森田 香菜子(森林総合研究所)
(1)江原 誠(森林総合研究所)
(2)森田 隆博(国際協力機構(JICA))
(3)宇賀まい子(環境省)
(4)シルビア・メイタ(ペルーAIDER)
パネルディスカッション「持続可能な開発に資する国際移転可能な成果を生み出すには何が必要か?」
モデレーター:柱本 修(国際熱帯木材機関(ITTO))
基調発表:浦口あや(コンサベーション・インターナショナル)
コメント:ゲルハルト・ディタレー(ITTO)
総括と閉会挨拶:平田泰雅(森林総合研究所)
入場無料
参加申込は下記「関連リンク」参加申し込みフォームからお願いします。
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お問い合わせ
〒305-8687 茨城県つくば市松の里1
国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 REDD研究開発センター
井上泰子
E-mail:climate*ffpri.affrc.go.jp
(注)*は半角@に置き換えてください
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