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更新日:2021年9月17日

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樹木根系と防災に関するオンライン研究会 2017年九州北部豪雨を契機として

2017年の九州北部豪雨では森林域で多数の崩壊と流木を含む土石流が発生し、地域に深刻な被害を与えました。極端な豪雨による災害が増加する中で、実際の山地で起きている現象を検証しながら、森林の防災機能を正しく理解し、その知見を防災対策や林業に活かすことが重要になっています。私たちは森林総合研究所の交付金プロジェクト「樹木根系の分布特性の多様性を考慮した防災林配置技術の開発」(平成30年~令和3年)において、立地環境と樹木根系の関係に注目した研究を行ってきました。今回のセミナーでは、プロジェクトを通じてこれまでに明らかになったことを紹介するとともに、今後の課題について考えたいと思います。

写真:樹木根系と防災に関するオンライン研究会

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開催日時

2021年10月29日  (金曜日)10時00分から16時00分

場所

名称 Microsoft Teams によるオンライン形式

主催・共催等

主催:国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所

内容

プログラム(変更になる可能性があります)
10時00分 趣旨説明 大丸 裕武(森林総合研究所)
第1部 九州北部豪雨と森林の崩壊防止機能
10時10分~10時30分 桑野 泰光(福岡県):平成29年7月九州北部豪雨で発生した災害の概要
10時30分~10時50分 鶴崎 幸(福岡県):降雨と地質が崩壊規模へ及ぼす影響(平成29年7月九州北部豪雨を事例として)
10時50分~11時10分 大丸 裕武(森林総合研究所):地史的観点から見た崩壊発生山地の特徴 -表層崩壊と深層崩壊の場
11時10分~11時30分 村上 亘(森林総合研究所):データ解析から見た崩壊発生の要因 -森林の崩壊防止機能は発揮されたのか?-
11時30分~11時45分 質疑応答
休憩
第2部 樹木根系と立地環境の新知見
13時00分~13時20分 小林 政広(森林総合研究所):樹木根の成長および分解に土壌環境条件が及ぼす影響
13時20分~13時40分 野口 宏典(森林総合研究所):海岸林研究から見えてきたもの(招待講演)
13時40分~14時00分 臼田 寿生(岐阜県):地盤の風化度と根の形態および引き抜き抵抗力の関係
14時00分~14時15分 質疑応答
休憩
第3部 山地における根系分布の実態から見えた森林の崩壊防止機能と災害に強い森林施業の考え方
14時30分~14時50分 多田 泰之(森林総合研究所):崩壊発生源となる移動体の根系の特徴
14時50分~15時10分 和多田 友宏(岐阜県):移動体の土層構造と根系の特徴
15時10分~15時30分 矢部 浩(鳥取県):移動体上に生育する立木の特徴と根系を考慮した災害に強い森林施業の考え方
15時30分~15時50分 質疑応答・総合討論
16時00 閉会挨拶 阿部 和時(日本大学)

申込方法

2021年10月22日(金曜日)までに下記アドレスに、氏名と所属、メールアドレスを添えて申し込んで下さい。事前に会議のリンク先アドレスを送付します。
申し込み先:daimaru+treeroot_meeting*affrc.go.jp (注)*は半角@に置き換えてください。
システムの都合上150名を超える場合は先着順とし、ご参加頂けない場合があります。
※ 後日のオンデマンド配信は、予定しておりません。

お問い合わせ

所属課室:多摩森林科学園 担当者名:大丸 裕武

〒193-0843 東京都八王子市廿里町1833-81

電話番号:042-661-1121

FAX番号:042-661-5241