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更新日:2018年3月14日

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遺伝子組換えスギ(雄性不稔スギ)の隔離ほ場試験について

   森林総合研究所林木育種センターでは、スギ花粉症対策への効果が期待される、花粉を全く飛散させないスギ(雄性不稔スギ)を開発するために必要な知見を得るとこを目的として、平成27年度から29年度にかけて遺伝子組換えスギ(雄性不稔スギ)の隔離ほ場試験を実施しています。
以下に試験の経過をご紹介します。

遺伝子組換えスギ(雄性不稔スギ)の隔離ほ場試験についての説明会の開催  平成27年2月

実施に先立ち、周辺住民の方を対象に試験内容についての説明会を平成27年2月28日に開催しました。

 

遺伝子組換えスギの隔離ほ場における栽培試験 平成27年4月

栽培試験が承認された遺伝子組換えスギ(雄性不稔スギ、承認日:平成26年11月17日)を平成27年4月9日に隔離ほ場に植栽しました。試験の目的、概要についてはこちら(PDF:177KB)を参照してください。
植栽した遺伝子組換えスギは合計81個体です。また、比較対照用の非遺伝子組換えスギも植栽しました。

 

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2年目(平成28年6月の様子)

遺伝子組換えスギ、非遺伝子組換えスギともに成長しています。

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3年目(平成29年6月の様子)

遺伝子組換えスギ、非遺伝子組換えスギともに順調に成長を続けています。今年度で試験は終了です。

 

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栽培試験を終了

平成27年4月より文部科学大臣と環境大臣の承認を得て行っていました遺伝子組換えスギの隔離ほ場における栽培試験を平成29年12月に終了しました。

 

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平成29年11月の様子

 

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平成29年12月に実施した不活化の様子

(遺伝子組換えスギと比較対照の非遺伝子組換えスギを伐採・チップ化し、

隔離ほ場内にすき込むことにより、不活化しました。)

 

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不活化作業を終了した隔離ほ場

  

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お問い合わせ

所属課室:森林総合研究所林木育種センター育種企画課 

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