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更新日:2018年3月14日
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林木育種センターでは、地球温暖化防止等への貢献が期待される、二酸化炭素の吸収・固定能力に優れたセルロース含量の高いポプラ(樹木)を開発するために必要な知見を得ることを目的として、平成19年度から23年度にかけて、遺伝子組換えポプラの隔離ほ場試験を実施しました。
以下に試験の経過をご紹介します。
実施に先だち、周辺住民の方を対象に試験内容についての説明会を平成19年2月3日に開催しました。
栽培試験の承認を得た遺伝子組換えポプラ(承認日は平成19年3月22日、栽培試験についてはこちら(PDF:108KB)) を平成19年3月26日に隔離ほ場に植栽しました。
植栽した組換えポプラは100本です。同時に遺伝子組換えでないポプラ50本も植栽しました。平成23年まで栽培して、成長などの性質を調べました。
植栽計画(PDF:797KB)に従い、2m間隔で合計150本の苗木を植え付けました。
また、ほ場の端からは7.5m離してあります。
ポプラは広葉樹です。この時期はまだ葉が開いていません。
写真撮影日:平成19年3月29日
成長などの形質を継続して調べました。
組換えポプラ、非組換えポプラともに4月中旬に葉が開き、その後も生育を続けました。
毎年、数本を切取って木材の成分なども調査しました。
遺伝子組換えポプラの栽培試験は5年目を迎え、平成22年12月に植栽木全てを伐採しました。
さらに、切り株などから発生した萌芽(写真の囲み)に除草剤を散布などして不活化し、本試験は、平成23年12月で終了しました。
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