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このページに登場する昆虫

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トドマツノキバチ 

Xoanon matsumurae (ROHWER)

  • 分類 膜翅目 キバチ科 SIRlCIDAE
  • 体長 成虫:雄18~30mm,雌30~40mm(産卵管鞘を除く)
  • 加害樹種 トドマツ,エゾマツ,カラマツ
  • 分布 北海道,四国,サハリン,東シベリア
  • 被害 幼虫が木部を食害する。過熟木,衰弱木,伐倒丸太などに産卵され,内部で幼虫が成長するので,寄生木を外見から判定することはむずかしい。また幼虫期間が長いことから,製材後に成虫が脱出することがある。
  • 生活史 2~3年で1世代。断片的にしかわかっていない。成虫の出現期は5~8月で,雌成虫は寄生木の樹皮表面から材中に産卵管をさし込み産卵する。ふ化した幼虫は主として辺材部を食べながら,ほり進み,その孔道の後には細かな排出物を固くつめる。幼虫の成長とともに孔道は広くなる。この幼虫の期間が1~2年と長い。成熟すると材中で蛹化し,羽化する。成虫は直径7~8mmの円形の孔を材にあけて外部に出る。
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トドマツノキバチの雌成虫 トドマツノキバチの雄成虫
   
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トドマツノキバチ幼虫の食痕 トドマツノキバチ成虫の脱出孔

ヒゲジロキバチ 

Urocerus antennatus (MARLATT)

  • 分類 膜翅目 キバチ科 SIRlCIDAE
  • 体長 成虫:雌約25mm(尾端突起を含む,産卵管鞘含まず)
  • 加害樹種 エゾマツ,トドマツ,マツ類
  • 分布 北海道,本州,千島,サハリン,朝鮮,中国
  • 被害 トドマツノキバチと同様
  • 生活史 2~3年で1世代。よくわかっていない。成虫の出現期は6~9月。
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ヒゲジロキバチ雌成虫

コルリキバチ 

Sirex juvencus (L.)

  • 分類 膜翅目 キバチ科 SIRlCIDAE
  • 体長 成虫:雌20~30mm(尾端突起を含む,産卵管轄含まず)
  • 加害樹種 エゾマツ,トドマツ
  • 分布 北海道,サハリン,ヨーロッパ,アメリカ
  • 被害 トドマツノキバチと同様
  • 生活史 よくわかっていない。成虫の出現期は6~9月。
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コルリキバチ雌成虫

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