サマー・サイエンスキャンプ2007 開催される |
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8月8日(水)から10日(金)までの3日間、森林総合研究所を会場にサマー・サイエンスキャンプ2007が行われました。サイエンスキャンプとは、(財)日本科学技術振興機構が主催し、(財)日本科学技術振興財団が実施運営し、大学や独立行政法人などが受け入れ機関となり、高校生や高等専門学校生などを対象に、受け入れ機関の特徴を生かした実習や実験をとおして、参加者同士の交流を深めながら科学技術や自然に対する興味や関心を高めることを目的とした科学技術体験合宿プログラムです。森林総合研究所での開催は今回で10回目になります。
今年のサイエンスキャンプには日本各地から科学が好きな8名の高校生が参加し、「地球温暖化軽減に向けた樹木のバイオサイエンス」をテーマに、組換え樹木の開発の基礎となるバイオサイエンスの実験・実習を行いました。講習や実習を通じて地球温暖化軽減に貢献する組換え樹木の有効性について学び、研究者と一緒に活発な意見交換をしました。プログラムの最後に、今回の実験や体験内容について、参加者全員で発表を行いました。参加した高校生は、このサイエンスキャンプの体験を通じて遺伝子組換え技術をより身近に感じ、科学や自然に対する興味を深めたことと思います。
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※ 本年のサマー・サイエンスキャンプは、四国支所(8/6〜8/8)、多摩森林科学園(8/1〜8/3)でも開催しました。
そちらの開催報告もぜひご覧ください →
四国支所の開催報告
多摩森林科学園の開催報告
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開講式 |
理事からのあいさつがあり、サイエンスキャンプ2007が始まりました。 |
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実験の概要説明 |
実験の概要や方法など説明を受けました。 |
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DNA抽出・増幅実験、組織培養技術を体験 |
ポプラやスギの葉からDNAを抽出し、分光光度計を用いてDNAの濃度と純度を測定しました。また、抽出したDNAを用い、PCR法で目的の遺伝子だけを増やし、アガロースゲル電気泳動でそのサイズを調べました。DNAの塩基配列情報を使い、遺伝子データベースからその遺伝子の働きについて予想しました。さらに、遺伝子組換えに必要な組織培養技術を学ぶため、無菌ポプラの茎を新しい発根培地に植え替える体験をしました。 |
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プレゼンテーションの準備 |
実験や体験内容をまとめ、発表の準備をしています。 |
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プレゼンテーション及び閉講式 |
実験や体験内容を参加者全員で発表、最後に修了証が授与されました。 |
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参加された高校生と記念撮影 |
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お疲れ様でした! |
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