研究紹介 > データベース

更新日:2023年5月10日

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データベース

森林総合研究所で作成提供(あるいは関与)している研究関連データベース・ソフトウェア等です。

 

 

 

国内文献

 林業・林産関係国内文献データベース(FOLIS)

森林総合研究所の図書館に受け入れられている国内刊行の学会誌、雑誌等から約250誌を選び、そこから林業・林産関係の論文・記事を選出し、その書誌情報を収録したものです。データの収録期間は、主に1970年からとなっています。

 

職員発表論文

 発表論文データベース

森林総合研究所職員が国内外で発表した研究成果のうち、学会誌、機関誌、公刊図書、雑誌等に発表したものをデータベース化したものです。
(平成7年度以前については、著者名の順番が発表誌の順番と異なっているものもあります。)

 

研究データベース・プロダクト

植物、森林 

 ブナ結実状況データベース

林野庁の森林事務所で調査されたブナの結実度の広域分布図です。いくつかの指標を目視により判定し、それらを総合的に判断して、各調査地点ごとの豊作・並作・凶作・無作を判定しています。1989年から2004年にかけて東北森林管理局管内で調査され、2005年からは関東森林管理局、中部森林管理局、近畿中国森林管理局の各管内での調査が加わりました。

 さく葉標本データベース(休止中)(PDF:306KB)

森林総合研究所の所蔵する植物標本をデータベース化したものです。現在、本所さく葉標本庫(TF)および多摩森林科学園さく葉標本庫(TFA)の所蔵分のうちのおよそ4万3000件が登録されて、検索可能となっています。また、木材標本庫(TWTw)との横断検索も可能です。
これらの植物標本はおもに歴代の職員が収集したもので、1920年代からの古い標本もあり、採取地も北海道から沖縄まで広がっています。また、一部には外国産の標本も含まれています。

 PRDB(植物社会学ルルベデータベース)

PRDBとは、日本全国で実施された植物社会学的調査法による植生調査区(ルルベ)のデータを集めたデータベースです。PRDBのルルベデータは、調査年月日、位置(地理区画コード)、標高、地形等の立地情報、階層構造、出現種名と優占度などから成り立っています。PRDBを用いて作成した植物分布図を公開しています。

 樹木データベース(休止中)(PDF:306KB)

樹木データベース(樹木DB)は、広葉樹林化プロジェクト(研究プロジェクト「広葉樹林化のための更新予測および誘導技術の開発」)の一環として、森林総合研究所の研究者を中心とするプロジェクトメンバーによって構築されています。現在は広葉樹林化のための樹木の情報を提供することを目的としていますが、将来的には日本産樹木の総合的なデータベースとして活用されることを目指しています。一般的な文献情報をベースにして、現場で樹木をよく観察している研究者の視点で、樹木の各特性をデータ化しています。

 多摩森林科学園サクラデータベース

多摩森林科学園サクラ保存林に収集しているサクラに関するデータベースです。各サクラの履歴情報や花の形態測定データ、写真、遺伝子型、幼果菌核病罹病リスクなどの情報が紹介されています。

 森林動態データベース(休止中)(PDF:306KB)

このデータベース(FDDB)には、日本各地に残る貴重な天然林に設置した数ヘクタールの長期生態観察用試験地のデータを対象とし、北海道から九州、屋久島まで8試験地のデータを保存しています。

 スギ・ヒノキ形質データベース検索システム

スギとヒノキに関する文献を1950年代から網羅的に収集し、光合成や材密度、葉の形質など177の特性についてデータベース化したものです。データの収録数はスギが16400点、ヒノキが8300点を超え、樹種あたりの収録数としては、世界の同様のデータベースと比較しても世界最大規模です。

 

生物、昆虫

 森林生物情報データベース

森林病害虫獣を含め、日本の森林に関係する種の個々の生態等について簡単な説明と写真を掲載したものです。現在、菌類及び樹木病原性生物28件、昆虫・小動物類207種、鳥獣類14種、昆虫病原微生物32種、カエル類35種が掲載されています。

 日本竹筒ハチ図鑑

ハチの中には竹筒のような細長い空間に巣を作るものがいます。環境によって巣を作る種類が違うので、モニタリング調査や環境教育に使われています。ここでは竹筒に巣を作る52種のハチやその天敵をご紹介します。

 日本産カミキリムシ画像データベース

日本のカミキリムシの約9割にあたる670種を、背面、側面、正面の標本画像で見ることができます。主な種内変異も含まれており、和名や学名、採集地からの検索が可能です。

 インドネシア産カミキリムシ画像データベース

インドネシアの東カリマンタンで採集されたカミキリムシ類、約400種の標本画像を閲覧できます。

 

 多摩森林科学園と関東・中部地方のチョウ

多摩森林科学園で記録されたことのある73種を含めた関東・中部地方に生息する約150種のチョウを解説します。

 

 北海道野生生物観測ネットワーク

このウェブサイトでは、森林総合研究所と森林管理局や大学による共同プロジェクト「北海道野生生物観測ネットワーク」による野生生物観測(2006年-2019年)の他、関連調査の結果を公開しています。

 

菌類、きのこ

 シイタケ品種のDNA判別法 2022(令和4)年3月をもちまして、本ホームページは閉鎖いたしました。

 

 マツタケのDNA原産国判別法 2022(令和4)年3月をもちまして、本ホームページは閉鎖いたしました。

 

木材

 木材データベース

木材データベースは、日本産木材データベース木材標本庫データベース日本産木材識別データベースの3つのデータベースから構成される。
日本産木材データベースは、日本産樹木の木材組織と樹形や枝ぶりなどの画像を、当所所蔵の標本にもとづいて紹介するものである。中心となる画像は、木材の光学顕微鏡写真と、木材標本の表面観、さく葉標本の画像で、一部の標本については採集時点の写真や、走査電子顕微鏡・実体顕微鏡写真も掲載する。
木材標本庫データベースでは、森林総合研究所木材標本庫(TWTw)に所蔵されている木材標本の情報が検索できる。当標本庫には、外国産のものも含めて約2万点の木材標本が保管されており、種名や採集情報のほか、採集時点の観察記録および入手経過などの情報が検索できる。
日本産木材識別データベースでは、IAWAコード (IAWA Committee 1989) に基づく日本産木材の識別データベースを公開している。

 東南アジア産木材特性データベース

このデータベースには、当所が永年にわたって調査し、蓄積してきた東南アジア11地区、パプアニューギニア2地区産の32科68属93種の針葉樹、広葉樹材について、その容積密度、収縮率、吸水量などの物理的性質、乾燥や切削などの加工適性、曲げ強度などの強度的性質、パルプ特性などの化学的性質に関する膨大なデータが収録されています。また、画像データとして、木材の横断面、柾目面、板目面の3断面を光学顕微鏡で撮影した切片写真、木材表面のカラー写真も収録されています。これらのデータは、木材を建築材料、家具材とし利用する場合や合板や集成材などをつくる場合など、材の用途にあった樹種を選択する際の基礎的な資料として活用できます。

 

遺伝資源、ゲノム、育種

 スギゲノムデータベース

スギ(杉、Cryptomeria japonica)で発現している多数の遺伝子DNAの部分塩基配列や遺伝連鎖地図などに関する情報を提供しています。

 ForestGEN(森林生物遺伝子データベース)

ForestGEN (Forest EST and Genome database) は、スギ、ヒノキなど森林を構成する樹木や、線虫をはじめとする微生物等から得た多数の遺伝子DNAの部分塩基配列情報を提供しています。部分塩基配列情報は生物種ごとに整理・統合されており、タンパク質のキーワードや類似性による検索が可能です。

 微生物遺伝資源データベース(休止中)(PDF:306KB)

森林総合研究所では、「林野庁において実施する森林・林業に関するジーンバンク事業」に基づき、きのこ類等微生物のジーンバンク事業を実施しております。現在、平成20年度に収集した104菌株を保存・管理しており、試験研究または教育を目的として使用する研究機関等に配布しております。

精英樹特性表

林木の新品種の開発と普及」に精英樹特性表(PDF版)を掲載し、情報を充実して使いやすくしました。

 無花粉(雄性不稔)スギのデータベース(PDF:10,345KB)

農林水産省の新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業「スギ雄花形成の機構解明と抑制技術の高度化に関する研究」(平成18〜20年度)の中で、無花粉(雄性不稔)スギの特性解明を進め、そのデータベースを構築しました。

 

森林環境、防災

 森林土壌博物館

日本の森林土壌は「林野土壌分類」によって分類され、全国の森林の土壌図が作成されています。森林土壌博物館では森林土壌の土壌分類方法と土壌断面写真、特徴や性質を解説しています。また土壌の調査方法や土壌研究の関連文献を掲載しています。森林総合研究所の職員が研究した日本各地、世界各地の森林土壌の写真と関連学術文献も紹介しています。

 FASC-DB(森林降水渓流水質データベース)

森林総合研究所では、1990年代のはじめに酸性雨のモニタリング調査を開始して以来、全国の7地方に設定したモニタリング調査地を中心として、降水および渓流水の水質データを蓄積してきました。このうち、1995年〜2004年における本支所の観測データをデータベース化しました。このデータベースは、水質観測地点の情報と水質分析データによって構成されています。データベースの核となる水質データとしては、降水(林外雨、林内雨、樹幹流)および渓流水の水質分析値 (pH, EC, Na, K, Ca, Mg, NH4, Cl, NO3, PO4, SO4, total cation, total anion など)を約11,000件収録しています。このほかに、これまでのモニタリング調査に関連して公表した主要文献のリストを付けています。

 フラックス観測ネットワークデータベース (FFPRI FluxNet Database)

気候や森林タイプの異なる全国5か所(2002年までは6か所)の森林で、渦相関法を用いて森林の二酸化炭素吸収量の把握を主な目的としたフラックス長期観測を行っています。これらの観測データのうち、大気からの二酸化炭素吸収量とそれに関連する気温や日射量などの微気象要素を中心とした30分データを収録しています。

 森林理水試験地データベース (FWDB)

森林総合研究所では、森林の状態と水収支の関係を明らかにするため、全国5か所の森林理水試験地において水収支のモニタリングを継続しています。観測データは研究に利用するとともに、紙面で適時公表してきました。本データベースは、これまで公表してきた観測データを電子ファイル化したものです。

 十日町試験地における降積雪・気象データ

新潟県の豪雪地に位置する森林総合研究所十日町試験地では、降雪、積雪、気象についてのデータ・情報をホームページで公開しています。
トップページでは、冬期間中毎朝9時に測定する気象・積雪データ、および地域住民向けの屋根雪情報を表とグラフで示しています。
気象データ(トップページ左欄からリンク)では、月ごとの表形式で毎日の降雪、積雪、気象データを公開しています。
積雪断面データ(トップページ左欄からリンク)では、積雪期間中毎月3回行う積雪断面観測のデータを公開しています。

 森林土壌デジタルマップ

全国の森林の土壌図、土壌断面と土壌の物理化学特性の情報、林道設計や防災に役立つCS立体図、各種土壌特性値推定マップなどを単独あるいは重ねてブラウザ上で閲覧できるデジタル地図です。

 

林業経営

 収穫表作成システムLYCS

収穫表作成システム(LYCS:ライクス)は、スギ・ヒノキ・カラマツ人工林に対して適切な間伐計画の指針を提供することを目的として開発されたマクロプログラムです。

 林業経営収支予測システム(FORCAS)試用版

林業経営収支予測システム(FORCAS:フォーカス)は、収入とコストからなる収支の予測を行うことにより、スギ・ヒノキ・カラマツ人工林に対して適切な間伐計画の指針を提供することを目的として開発されました。

 収穫試験報告

収穫試験地とは、森林総合研究所が森林管理局と共同で、全国の国有林内に設定している長期固定試験地です。収穫試験報告は、これら試験地の概況や定期調査の集計結果をまとめたデータ集です。

 収穫表調製業務研究資料

1950〜60年代に作成された国有林の林分収穫表について、標準地の選定と調査、データの整理、地位区分、収穫表構成式の決定、収穫表の編成、適用上の注意点までを詳細に説明している資料集です。

 材積表調製業務資料

現行の立木材積表84種類のうち72種類の材積表について、データの収集と整理、材積式決定のための統計解析の経過、材積表の編成、適合度評価、適用上の注意点までが詳細に説明されている資料集です。

 収穫予想表作成プログラム

Microsoft社の表計算ソフトExcelを利用して、標準地調査データの集計と収穫予想表の作成を行うプログラムです。ユーザーが保有する林分調査データを用いて、データの入力、整理、集計および収穫予想表の作成を行うことができる無償のプログラムです。

 幹材積計算プログラム

表計算ソフトExcelのワークシートで、立木の幹材積を計算するユーザー定義関数です。林野庁計画課監修「立木幹材積表(東日本編・西日本編)」(1970 年)に収録されている83種類の材積表に対応しています。

 収量比数Ry計算プログラム

表計算ソフト Excel のワークシートで、林分密度管理図の収量比数(Ry)などを計算するユーザー定義関数です。

 木質バイオマスの経済的な供給ポテンシャル推計システム(休止中)(PDF:306KB)

本システムでは、シミュレーションによって、各地の実態に合わせた木質バイオマスの供給コストを推計することができます。その結果と、2006年時点における地域の木質バイオマスの発生量とを用いて、ある供給コスト以下で収集できる木質バイオマスの経済的な供給可能量を市町村ごとに推計することができます。

 

 木質バイオマスを用いた発電・熱電併給事業の採算性評価ツール(CHP評価ツール)

本ツールは、表計算ソフトExcelのワークシートを利用しており、簡単な入力で、蒸気タービン方式の木質バイオマス熱電併給事業に関する採算性を評価できます。発電規模、地域の原料・熱利用事情に合わせた熱電併給事業の検討などに活用いただけます。

 

 小規模な木質バイオマスエネルギー利用の採算性評価ツール(ガス化CHPおよびバイオマスボイラー評価ツール)

ユーザーが各種設定値を入力することによって、小規模の木質バイオマスガス化熱電併給(CHP)事業やバイオマスボイラーを用いた熱供給事業の採算性を評価するツールを、表計算ソフトExcelを利用して開発しました。地域の原料・熱利用事情に合わせた事業検討などにご活用いただけます。

 

 伐出見積もりシステム

伐採作業を行う林分の状態や使用する機械システムを入力することにより、コストや生産性、搬出される丸太の質・量、将来の林分状態をシミュレーションすることができるシステムです。

 

林業工学

 集材架線設計プログラム(KPLAN)

集材架線設計プログラム(KPLAN)は集材架線設計を支援し、労働基準局提出の書類を作成するためのソフトウェアです。本ソフトウェアを使用することにより、索の安全率を満たす荷重や架設の条件が簡単に求められるため、架線集材の安全性が向上すると考えられます。また、煩雑な集材架線設計計算書の作成を簡易に行えます。

 

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