森林講座開講のおしらせ

　多摩森林科学園では園内の「森の科学館」で，毎月１回「森林講座」を開講しています。これは，森林総合研究所の研究成果を，研究者が一般の方々に分かりやすく講義し，森林や林業への興味をさらに深めていただくために行っているものです。

　平成１７年度の講座は，ご覧のとおりです。どうぞお気軽に，多摩森林科学園までお問い合わせ・お申し込み下さい。

開催日	講座タイトル	講座内容	講師
6月30日（木）	マツタケ、意外と知られていない素顔	菌根菌ってご存知？実はマツタケは菌根菌の仲間なのです。マツタケと菌根菌の生物学についてお話しします。	講師：村田　仁（きのこ・微生物研究領域主任研究官）
7月28日（木）	草刈りコッコ隊（ニワトリ）で山火事防止	里山の手入れが悪いと山火事が起こりやすいのでニワトリを放し飼いにして山火事を防ぎます。	講師：吉武　孝（企画調整部　研究評価科　研究評価室長）
8月25日（木）	木材利用と二酸化炭素削減	木材を積極的に利用することで、地球温暖化の原因となる大気中の二酸化炭素を削減することができます。	講師：外崎真理雄（木材特性研究領域　物性研究室長）
9月30日（金）	きのこの名前を調べる	日本のきのこのうち、名前がついているのは約３千種。名前のつけ方、調べ方、由来についてお話しします。	講師：根田　仁（きのこ・微生物研究領域主任研究官）
10月21日（金）	森の王者、森を追われる	豊かな森の象徴、ツキノワグマ。一方で農林作物被害、人身被害も多く発生しています。その背景を探ります。	講師：岡　輝樹（東北支所　生物多様性研究グループ主任研究官）
11月15日（火）	燃える木を燃えなくするには	木はどれも同じように燃えると思っていませんか？燃えるはずの木材も工夫次第で火事に負けない材料に変身。	講師：原田寿郎（木材改質研究領域　木質防火担当チーム長）
12月1日（木）	緑化は地球を救えるか	温暖化等の環境悪化を防ぐため様々な緑化（植林）の試みがされています。その研究最前線を紹介します。	講師：田内裕之（森林植生研究領域長）
平成18年 1月13日（金）	京都議定書と森林	京都議定書は地球温暖化防止のための国際的な約束ですが、その中での森林の役割についてお話しします。	講師：松本光朗（林業経営・政策研究領域　林業システム研究室長）

時間　　午後１時１５分～午後３時会場　　多摩森林科学園　　定員　　６０名　（申込多数の場合は抽選）受講料　無料　（ただし、入園料として３００円必要です。）

申し込み方法往復はがきに，(1)ご希望の講座名，(2)住所，(3)氏名，(4)年齢，(5)職業，(6)電話番号をお書きの上，受講希望講座開催日の２週間前必着で下記宛先へお申し込み下さい。はがきは各講座ごとに、1講座につき1名様をご記入願います。

申込先・問い合わせ先〒193-0843 東京都八王子市廿里町1833-81 多摩森林科学園 Tel. 0426-61-0200　多摩森林科学園のホームページへ	ＪＲ中央線、京王電鉄高尾線「高尾駅」より徒歩約１０分　　　　※駐車場がありませんので、お車でのご来園はご遠慮下さい。