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更新日:2024年4月1日

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構造利用研究領域

構造利用研究領域では、建築や土木に使われる木材・木質材料、それらにより構成される接合部や構造部材の強度及び変形性能の解明を行っています。また、木質構造の室内、木質内装化された空間の生理的、心理的評価を行っています。

研究員

【構造利用研究領域】 <キーワード>

杉本 健一 外部リンク用アイコン(領域長)

木造、木質構造、木質材料、環境振動

【接合性能評価担当チーム】

 

野田 康信 外部リンク用アイコン(チーム長)

木質構造、接合部

【材料接合研究室】

 

井道 裕史 外部リンク用アイコン(室長)

木質材料、強度

加藤 英雄 外部リンク用アイコン(主任研究員)

木質材料、強度、非破壊評価

小島 瑛里奈 外部リンク用アイコン(研究員)

木質材料、強度

須藤 竜大朗 外部リンク用アイコン(任期付研究員)

木質材料、強度
【木質構造居住環境研究室】

 

森川 岳 外部リンク用アイコン(室長)

居住性、温熱環境、生理指標、歩行感

宇京 斉一郎 外部リンク用アイコン(主任研究員)

木材強度、居住性

鈴木 賢人 外部リンク用アイコン(主任研究員)

木質構造、耐震性能、地震応答

本山 友衣 外部リンク用アイコン(主任研究員)

木質環境、居住性、心理的評価

 

CLT(直交集成板)の曲げ試験の様子
CLT(9層9プライ)の曲げ試験

大断面集成材を用いた柱と梁の接合部の試験の様子
大断面集成材を用いた柱—梁接合部の試験

CLT(直交集成板)でできた床の水平加力実験の様子
CLT床の水平加力実験

木の床の歩行感を素足で歩いて調べる歩行実験の様子
木の床の歩行感を調べる歩行実験

研究内容

構造利用研究領域では、戦略課題2ウ「木材利用技術の高度化と需要拡大に向けた研究開発」において次のような研究を行っています。

  1. 建築や土木に使われる構造用の木材・木質材料の強度及び変形性能を解明する研究。
  2. 木質構造の接合部の開発に関する研究。接合部の強度及び変形性能の評価に関する研究。(木質構造物は接合部が構造上の弱点となりやすいため。)
  3. 木質構造物の構造要素(耐力壁、水平構面、門型フレーム(ラーメン)など)の強度及び変形性能の解明に関する研究。
  4. 木質構造物の居住空間の物理的な性能(床衝撃音や振動など)の評価に関する研究。
  5. 生理的・心理的手法に基づく木質内装化した空間の居住性や快適性の評価に関する研究。

主なプロジェクト

  • 高層建築物等の木造化に資する等方性大断面部材の開発(R4〜R12政府等外受託)
  • 大径材の活用による国産材製品の安定供給システムの開発(R5〜R7政府等受託)
  • 9層9プライCLTの長期挙動データ等の収集・分析(R4〜R6政府等受託)
  • 国産材を用いた非等厚ラミナ構成 CLT の製造技術に関する検討(R4〜R6寄付・助成金・共同研究)
  • アカマツ枠組壁工法用製材の強度特性に関する研究(R5〜R5政府等外受託)
  • 合板・LVLの部分圧縮強度に、接着層と層構成が与える影響の定量的評価(R5〜R6科研費)
  • CLTの表板方向を変化させた圧縮・引張試験で解明する面内せん断メカニズム(R6〜R8科研費)
  • 500年間の構造利用を経た木材のクリープ挙動とその力学的機構の解明(R6〜R8科研費)
  • 国産早生樹センダン材のローリングシア特性解明とそれを活用したCLT性能向上の検討(R6〜R8科研費)

 

 

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