研究紹介 > 研究成果 > 研究最前線 2005年紹介分 > 噴火から30年経った小笠原の無人島で定着・繁殖のみられる希少種の海鳥たち
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2005年4月15日掲載
論文名 | 小笠原諸島西之島の鳥類相 |
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著者(所属) | 川上 和人(多摩森林科学園)、山本 裕(日本野鳥の会)、堀越 和夫(小笠原自然文化研究所) |
掲載誌 | Strix(日本野鳥の会)、23巻、2005年3月 |
内容紹介 | 小笠原諸島西之島は、1973年の噴火によりできた新島と旧島がつながってできた無人島である。噴火後の島の生物相の再生を解明するモデルケースとしてこの島の鳥類相のモニタリングを開始した。噴火約30年後の2004年の調査では、オナガミズナギドリ、アナドリ、クロアジサシ等8種の海鳥の繁殖の証拠が得られたが、噴火前に確認されていたアホウドリ類は確認されていない。繁殖が確認されたうち、オーストンウミツバメ、アオツラカツオドリ、オオアジサシはレッドリスト種であり、繁殖地としての保全を必要とする。 |
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