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森林総合研究所では、平成22年11月1日の創立105周年式典において、以下のとおり理事長表彰を行いました。
業績名 |
わが国の主要造林樹種であるスギ・ヒノキ種苗用のマルチキャビティコンテナの開発と実用化への貢献 |
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受賞者 |
遠藤 利明(林業工学研究領域 主任研究員) |
受賞要旨 | わが国の主要造林樹種であるスギ・ヒノキの針葉樹用コンテナ容器の設計・培地の研究を行うとともに、植え付け機械の開発に取り組み、機械化による植林コストや作業の軽減に向けた研究を行ってきた。コンテナ苗は、東北・九州の国有林を中心に民間育苗業者によって年間数十万本もの苗木の供給が行われ、今後は民有林の造林事業への普及も期待される。 |
業績名 |
無花粉スギ「爽春」の発見・増殖・普及 |
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受賞者 |
坪村 美代子(林木育種センター育種部 育種第一課 基盤技術研究室員) |
受賞要旨 | 気象害抵抗性候補木として選抜されたスギが無花粉スギであることを発見し、普及を図るため「爽春」と名付け品種登録を行った。スギ苗の生産では、組織培養の培養条件やマイクロカッティングのさし床の生育環境等の最適化によって効率的にスギ苗を大量生産するシステムを開発し、国有林のほか地方自治体へ提供を行っている。 |
業績名 |
路網整備推進のための総合的な取組の展開~新たな整備手法の先駆的導入・開発と それに基づく地域への普及・指導等~ |
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受賞者 |
森林農地整備センター森林業務部 路網整備推進チーム |
受賞要旨 | 急峻な林地に作業道を開設する技術をいち早く導入し、崩れにくく、低コストの作業道の整備を積極的に進め、水源かん養等の公益的機能の持続的発揮にも考慮した新たな作業道整備手法を打ち出すとともに、地域関係者への技術の普及・指導、耐久性の調査など様々な取り組みを行うなど、水源林造成の基盤である路網整備の推進に貢献した。 |
平成22年度(2010年) 理事長表彰 受賞者
(左から安倍 功、山﨑 一、植田 守、中島 久美子、理事長、山田 健、岩泉 正和)
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