研究紹介 > トピックス > プレスリリース > プレスリリース 2015年 > 木質バイオマス発電の事業採算性評価ツールを開発 ―簡単な入力で多種多様な事業評価が可能に―
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平成27年10月9日
国立研究開発法人森林総合研究所
ポイント
国立研究開発法人森林総合研究所(以下「森林総研」という)は、木質バイオマス発電の事業採算性評価ツールを開発しました。このツールは無料で使用することができます。
2012年7月に再生可能エネルギーの固定価格買取制度(以下「FIT」)が始まりました。この制度を利用して、これまでほとんど利用されなかった林地残材や間伐材等を燃料とする発電所の建設が進められています。そうした木質バイオマスを燃料とする発電事業の事業性を評価するためには煩雑な計算が必要です。そこで、森林総研では、既に運転を行っている発電所のヒアリングや文献調査から収集したデータに基づいて、種々の関係を定式化し、これらの式を統合して、木質バイオマス発電事業採算性評価ツールを開発しました。このツールを用いることにより、FITにおける木質バイオマス発電に関して、発電規模や燃料バイオマスの種類、買取り価格の違い等の初期条件を様々に変えた場合の多種多様な事業評価を簡単にできるようになりました。各地域における木質バイオマス発電事業の実施検討の際に活用されることが期待されます。
予算:森林総合研究所交付金プロジェクト
究課題名 :「木質バイオマスエネルギー事業の評価システムの開発 (H25-26)」
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