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この「職場体験学習」は、京都教育大学附属桃山中学校の2年生が社会体験活動を通して自己理解を深め、社会との相互 関係の中で自分らしい生き方を展望し、実現していくことをめざす(京都教育大学 附属桃山中学校HPから抜粋)ことを目標にした教育プログラムのひとつです。参加する4人は理系研究所を希望し、縁あって当支所に来てもらうことになりました。よろしくお願いします。頑張ってください!
まずは当研究所の概要、今回体験してもらうモウソウチク調査の内容説明、タケ研究のトピックスを聞いてもらいました。
<応接室にて>
それから作業です。一日目は新設プロットでのタケの調査です。タケにマジックで番号や プロット名を書き、そのタケの胸高直径を野帳に落とし込んでいきます。タケの成長を測るための、地味だけど大切な仕事です。
<支所から歩いて10分の島津実験林にて>
暑さのなか、初めは要領がわからず手間取っていたけど、慣れたらてきぱきと出来ました。
二日目は既設プロットの再調査です。野帳には一年前に先輩達が調べたデータがあります。 一年前のデータから変化している事項について野帳を更新していきます。 が、まずプロットの境界を示しているロープをタケの枯葉から引っ張り出さないといけません。
今年生えてきたタケを番号やプロット名を書いて胸高直径を測って・・・前日と同じく初めは手間取ります。
暑いなかでの作業、休憩は必須です。
やはり慣れるとてきぱきです。最後は自分達だけで出来ました!
三日目はプロットの境界を示すロープを補強してもらいました。この作業で来年の 調査が効率化されます。
午前中はずっと雨でしたが林内なのでほとんど雨には当たりません。すごく蒸し暑かったですが・・・
みんなには調査だけでなく、下準備もやってもらいました。研究所、と言えば清潔な理科室のようなところで研究者が白衣を着て・・・という イメージがあるかと思います。 当森林総合研究所のような、様々な自然環境のなかでの野外調査が多いところもあって、調査準備もこんなに時間がかかって大変なんだ、と いうことを知ってもらえたら幸いです。
みんながやってくれた作業は、モウソウチク竹林がどのように変化していくのかという研究テーマのデータとして蓄積されます。3日間ずっと暑いなか文句も言わず頑張ってくれて助かりました。ありがとう!
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