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更新日:2020年10月19日

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水環境学会2019年年間優秀論文賞(メタウォーター賞)(篠宮 佳樹・横山 雄一)

1.受賞名 水環境学会2019年年間優秀論文賞(メタウォーター賞)(受賞日:2020年9月9日)
2.受賞者の氏名、所属

篠宮 佳樹(震災復興・放射性物質研究拠点)

横山 雄一(四電技術コンサルタント)

3.受賞理由

一度の降水イベントで700mmを超える極端な降雨現象を含む本論文は、大規模降雨が増加傾向にある現在、時機を得た貴重な知見を含む。特に、異なる降雨レベルにおける出水状況を3段階に分類し定量的に比較した点は、学術的に高く評価できる。特定の河川流域における調査論文であるが、内容は他流域にも拡張可能な知見を含んでおり、後続研究や当該分野の発展に及ぼす影響は大きいと期待される。図表の作りこみや考察も丁寧で、論文としての完成度は高い。よって本論文は、年間優秀論文賞(メタウォーター賞)に相応しいと判断された。

4.受賞対象研究の紹介

高知県の森林流域において総降水量742mmの”極端に大きな出水”時のSS(懸濁物質)、TN(全窒素)、DN(溶存態窒素)の流出負荷量について調査し、“極端に大きな出水”のTNの累加比負荷量は国内のTNの年間負荷量の平均値に匹敵すること、“極端に大きな出水”時の窒素流出は懸濁態が圧倒的になることが分かった。この成果から、極端な気象現象が顕著になると予想される将来の河川水質の状況を理解する為には、山地から流出した懸濁態成分の動向やその変質特性を解明することが重要であることが示唆され、今後取り組むべき課題を明確にした点が功績である。

 

【受賞論文】

篠宮 佳樹、横山 雄一(2019)

極端に大きな出水時の森林流域からの栄養塩流出:2011年7月の高知県西部四万十川源流域における事例

水環境学会誌、Vol.42、No.5、219–229

DOI:10.2965/jswe.42.219(外部サイトへリンク)

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