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1.受賞名 | 第36回日本木材保存協会年次大会ベストポスター賞(受賞日:2020年10月28日) |
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2.受賞者の氏名、所属 |
神林 徹(木材改質研究領域) |
3.受賞理由 |
第36回日本木材保存協会年次大会のポスター発表部門における発表「屋外暴露に伴う木材細胞壁の気象劣化挙動の解析 —辺材部と心材部の比較—」は、発表内容および表現力のいずれにおいても優れていたとして評価された。 |
4.受賞対象研究の紹介 |
木材が屋外環境に曝されると、太陽光や雨などの気象因子の影響により表面が劣化する。本研究では、耐候性が異なる辺材と心材の気象劣化挙動を比較するため、屋外暴露試験に供した各試験体について共焦点ラマン顕微鏡を用いて分析し、細胞壁構成成分の変化を解析した。その結果、スギについては、心材が辺材に比べて高い耐候性を有することを細胞レベルで確認できた。また、細胞壁からのリグニンの減少速度は辺材と心材で異なるが、両者で似通った減少パターンとなることが示された。 |
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