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ヒノキ漏脂病

病名:ヒノキ漏脂病

病原菌:不明
宿主:ヒノキ、Chamaecyparis obtusa(Sieb. et Zucc.) Endl.
症状:樹幹の樹皮部から樹脂を流出し、樹脂の流出部位を中心にえ死病斑が形成され、そこが胴枯れ症状になる。樹脂は、流出した当初は粘性があって透明であるが、後に乾固して黒変し樹皮に張り付く。胴枯れ部位からは変色菌や腐朽菌が侵入して木部に変色と腐朽被害が発生し、材質劣化の原因となる。黒変した樹脂上に形成される菌類が、病原菌として疑われているが、まだ病原体は確定していない。また、菌の侵入口としてヒノキカワモグリガの加害痕、および発病への雪圧や凍害などの気象要因の関与が疑われている。
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写真1:樹幹樹皮部の樹脂の流出

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写真2:樹皮を剥がして見えた胴枯れ病斑

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