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森林総合研究所九州支所は立田山の南麓に位置し、立田自然公園「泰勝寺跡」の南にあります。熊本大学の立田山入口交差点を泰勝寺跡に向かって歩くと、右側に木製の大きな看板が見えてきます。正門から100メートルほどの直線道路にはメタセコイアの並木があり、その先には樹木園が広がり、サクラやモミ、ウメ、カエデなどたくさんの種類の木が植栽され、ときにはタヌキやアナグマ、ノウサギに出会うことがあります。 森の展示館、研究本館、実験施設、苗畑などをすぎると立田山に登る林道(砂利道)になります。道の両側は試験林になっていて試験の目的などを示した看板があり、シイ、カシ、キハダ、マツなど多様な林をくぐりながら山頂をめざします。途中に豊国台公園があり、立田山配水池から上ってくる道路と合流します。頂上へ向かうにはいくつかの路線があってそれぞれ試験林や保護林の中を通っています。 九州支所では、熊本県や熊本市の森林ミュージアム「立田山憩の森」計画に沿った整備を協同で進めており、森林の多目的な機能の提供を目指しています。実験林や樹木園を開放し緑の生態系サービスを提供することはもとより、野外活動を取り入れた公開講座「立田山森のセミナー」の開催や「森の展示館」の公開を通じて、森林や林業への理解を深める研究成果の広報や環境教育についても実践しており、文字通り多くの方が訪れる森林ミュージアムとなっています。
豆知識
上記、立田山の樹木、虫、鳥、きのこ、樹木の病気については、森林総合研究所九州支所創立50周年記念電子出版「立田山の森林」(平成9(1997)年11月出版)に掲載された内容を基に作成しております。
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立田山を散策される皆様へのお願い
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