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所属:ハエ目 タマバエ科 CECIDOMIDAE |
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学名:Reeseliella odai (INOUYE) |
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形態:成虫はハエというより蚊に似た姿をしており、体長は雄で2.1mm、雌は3.0mm程度。幼虫の体色は1齢から3齢初期までは白色ないしは乳白色で、3齢後期(3齢成熟幼虫)は赤橙色である。3齢成熟幼虫の体長は2.5-4.5mm。 |
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食樹:スギのみ |
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分布:屋久島・九州(現在のところ分布は九州地方に限られているが、本州四国方面への分布の拡大は時間の問題だろう) |
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生態:九州における重要な材質劣化害虫のひとつ。幼虫は口から消化液を出して、形成層部を溶かして食べるため、材の表面材にシミ(皮紋)ができ、またこのシミは材斑となって材内に残る。年1回の発生と2回の発生がある。 |
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写真:左は靭皮部の表面にできた皮紋、右材内の傷 |
写真:左は幼虫、右は産卵中の成虫 |
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