研究紹介 > トピックス > プレスリリース > プレスリリース 2010年 > 2010年代のための里山シンポジウム ―どこまで理解できたか、どう向き合っていくか―
ここから本文です。
平成22年10月27日
独立行政法人森林総合研究所関西支所
ポイント
里山林は森林面積の約3 割を占めており、身近な 自然環境として重要です。1950年代からの燃料革命により放置された里山では、ナラ枯れ(伝染性流行病)が拡大するなど健全性が低下しています。人為的に維持されてきた里山を今後も健康に持続させるには、単なる保護ではなく、人が積極的に自然と関わることが重要であるとわかってきました。今後の管理の方策を決めていくには、人文社会科学、自然科学の多分野にまたがる学術情報や知識をまず整理して、それを研究者、行政、NPO等の里山保全関係者が共有し、共通の認識に基づいた議論を行う必要があります。
本シンポジウムでは、2010年代の里山研究、里山保全の方向を考えていくためのプラットフォームを提供したいと考えています。里山林形成の歴史から近年の健康低下の原因と回復手法に関する話題まで、様々な角度からお話しします。また、同時にポスターセッションを行います。
お問い合わせ |
独立行政法人森林総合研究所 関西支所長 藤井智之 |
Copyright © Forest Research and Management Organization. All rights reserved.