> イベント・セミナー > 東北支所 もりゼミ : 地球温暖化が植物と昆虫の相互作用に与える影響の実験的検証
更新日:2013年7月1日
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【話題提供者】中村誠宏(北海道大学・中川研究林)
2013年7月11日 15時00分から
名称 | 独立行政法人 森林総合研究所 東北支所 会議室 |
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住所 | 〒020-0123 岩手県盛岡市下厨川字鍋屋敷92-25 |
電話番号 | 019-641-2150 |
交通案内 | 位置 ・東北自動車道 「滝沢インターチェンジ」から南へ約3km (インターチェンジから分岐点を右車線のまま 盛岡・安代 の表示にしたがって国道4号線へ入る。「分れ南」(交差点)を左折し国道4号線を盛岡方面へ進む) ・JR東日本、IGRいわて銀河鉄道 「盛岡駅」 から北へ約9km 、 バスで約20~30分 (盛岡駅東側から県道220号線(氏子橋夕顔瀬線)へ入る。「上堂」(交差点)を左折し国道4号線へ入り二戸方面へ進む) ・IGRいわて銀河鉄道「厨川駅」からバスで約10~15分 バス路線 最寄のバス停: 「森林総合研究所前」、「巣子(すご)」 岩手県北バス: 「盛岡駅」(2,3番乗場)・「厨川駅前」から県立大、盛岡大、沼宮内、大更、平舘、八幡平等方面行き 乗車→「森林総合研究所前」下車徒歩3分 岩手県交通バス: 「盛岡駅」(2番乗場)・「厨川駅前」から県立大、巣子車庫行き乗車→「森林総合研究所前」下車徒歩3分 |
ホームページ | 独立行政法人 森林総合研究所 東北支所 |
主催 独立行政法人 森林総合研究所 東北支所 研究員
【要旨】温室効果ガスの放出によって急激な地球温暖化が生じている。
野外操作実験はこの気温上昇が生態プロセスに与える影響を検証するのに大変有効な手法である。
森林の光合成活動や生物多様性の大部分は林床に比べて林冠に集中している。
本発表では北海道大学研究林で行っている林冠木(20m以上)を暖める操作実験について紹介する。
温暖化の影響をメカニズムから解明するために、ミズナラ林冠木(極相種)の地上部(枝)と地下部(土壌)に分けて暖めた。
さらに、樹種による温暖化応答の違いをみるためにパイオニア種であるダケカンバ林冠木の温暖化実験も行った。
その結果、土壌温暖化はミズナラ林冠部の葉形質の変化を介して食害度を減少させるが、ダケカンバでは食害度を増加させることが明らかになった。
一方、枝温暖化はミズナラの葉形質や食害に影響を与えなかったが、ダケカンバでは食害度を増加させた。
以上の結果から、温暖化影響を予測するためには戦略的の異なる樹種の応答の違いを考慮する必要があると考えられる。
どなたでも参加できます。
約40名
無料
事前予約不要
森林総合研究所・東北支所の研究員が不定期に行っている自主ゼミです。
演者の所属、テーマなどに制限はありません。
時には当研究所へのお客様にも話題を提供していただいています。
発表テーマに興味をお持ちになった方、どうぞご遠慮なくお越しください。
また、もりゼミ開催案内の配信をご希望の方は 幹事 までご連絡ください。
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