> イベント・セミナー > 東北支所 もりゼミ : 水源林立地地元村における地域再生の取り組み--山梨県道志村を事例として--
更新日:2013年11月11日
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【話題提供者】泉 桂子 (岩手県立大学 総合政策学部)
2013年11月27日 15時00分から
名称 | 独立行政法人 森林総合研究所 東北支所 会議室 |
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住所 | 〒020-0123 岩手県盛岡市下厨川字鍋屋敷92-25 |
電話番号 | 019-641-2150 |
交通案内 | 位置 ・東北自動車道 「滝沢インターチェンジ」から南へ約3km (インターチェンジから分岐点を右車線のまま 盛岡・安代 の表示にしたがって国道4号線へ入る。「分れ南」(交差点)を左折し国道4号線を盛岡方面へ進む) ・JR東日本、IGRいわて銀河鉄道 「盛岡駅」 から北へ約9km 、 バスで約20~30分 (盛岡駅東側から県道220号線(氏子橋夕顔瀬線)へ入る。「上堂」(交差点)を左折し国道4号線へ入り二戸方面へ進む) ・IGRいわて銀河鉄道「厨川駅」からバスで約10~15分 バス路線 最寄のバス停: 「森林総合研究所前」、「巣子(すご)」 岩手県北バス: 「盛岡駅」(2,3番乗場)・「厨川駅前」から県立大、盛岡大、沼宮内、大更、平舘、八幡平等方面行き 乗車→「森林総合研究所前」下車徒歩3分 岩手県交通バス: 「盛岡駅」(2番乗場)・「厨川駅前」から県立大、巣子車庫行き乗車→「森林総合研究所前」下車徒歩3分 |
ホームページ | 独立行政法人 森林総合研究所 東北支所 |
主催 独立行政法人 森林総合研究所 東北支所 研究員
【要旨】
報告者の2007年から2012年までの研究歴を紹介する。
1)森林政策の社会的役割および造林公社問題に関する研究、
2)近代山梨県における木材需要と鉄道輸送の相関に関する研究、
3)山梨県道志村周辺における地域間連携・森林再生に関する研究に大別できる。
特に3)について、道志村は横浜市の水源林の立地する自治体であり、道志村民が
ダム建設にともなう漁業資源の補償や、1990年代初頭のゴルフ場開発の中止に際し、
中心的な役割を果たしてきた。水源は水源地域の人々によって守られてきた一面を持つ。
現在同村は「日本一の水源の郷」を目指して産業政策、観光振興や都市交流を行っている。
NPOによる地域材活用や耕作放棄地解消の試みなど特筆すべき動きが見られる。
藻谷浩介の手法を用いて道志村を分析すると、高齢化のピークを都心や地方都市に
先立っていち早くくぐり抜けた高齢化先進地であるといえる。同様に財政面では、
村税収入を10%前後割合保っていることが注目される。
加えて道志村の女性就業率は大変高く、第2次産業の女性就業者が減少した分、
第1次産業・第3次産業の女性就業が増加していた。
今後の研究課題として、「水源地は過疎化、少子高齢化の進む、不便で経済的に貧しい地域」という
一面的な見方にとどまることなく、下流との連携を含めた地域の可能性を探りたい。
どなたでも参加できます。
約40名
無料
事前予約不要
森林総合研究所・東北支所の研究員が不定期に行っている自主ゼミです。
演者の所属、テーマなどに制限はありません。
時には当研究所へのお客様にも話題を提供していただいています。
発表テーマに興味をお持ちになった方、どうぞご遠慮なくお越しください。
また、もりゼミ開催案内の配信をご希望の方は 幹事 までご連絡ください。
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