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サマー・サイエンスキャンプ2009

森林の炭素量推定~樹木地上部から根の量を推定する~

森林は、地球温暖化の主な原因物質である二酸化炭素を吸収・蓄積しています。その蓄積量を推定するためには、地下部の根の量を測定することも重要です。樹木地下部の根の量の測定は容易にできないため、実際に土を掘り起こし根の量を測定した例はあまりありません

今回のキャンプでは、試験木の根を実際に掘り出して重量を測定し、根と地上部との割合から、根の量の推定式を作成します。実際に根を掘り出すことで、普段みることができない、樹木の根の様子を確認することもできます

森林の炭素吸収や蓄積メカニズムについて理解してもらうとともに、地球温暖化についていっしょに考えてみましょう

  • 会期:平成21年7月29日(水曜日)13時00分~31日(金曜日)14時30分(2泊3日)
  • 会場:独立行政法人森林総合研究所関西支所
  • 住所:京都市伏見区桃山町永井久太郎68番地交通案内
  • 募集人数:10名
  • 応募締切:平成21年6月24日(水曜日)
  • 主催:独立行政法人科学技術振興機構(JST)
  • 申込み・お問い合わせ:サイエンスキャンプ事務局(財団法人日本科学技術振興財団振興事業部)概要(PDF:765KB)
  • サイエンスキャンプ公式サイト:http://spp.jst.go.jp/

キャンプの実習内容

  1. 森林の炭素蓄積メカニズムの概説
    • 森林が炭素を吸収するメカニズムについて学習してもらいます。
  2. 樹木の掘り出し作業
    • 実験林内で試験木の根を掘り出します。手作業も交え掘り出しますので、樹木の根が土の中でどのようになっているか観察してみてください。
  3. 樹木の重量計測
    • 地上部班と地下部班の2班に分け、葉や枝・幹・根などの部位毎に採取し、それぞれの重量を測定後、野帳に記録します。
  4. 森林の炭素蓄積メカニズムの概説
    • 野帳に記録したそれぞれのデータをパソコンに入力し、地下部の推定式を作成します。

 

スケジュール

1日目7月29日(水曜日)

  • 13時00分~13時30分:開講式、研究所の概要説明
  • 13時30分~14時30分:オリエンテーション(講師紹介、参加者紹介、森林の炭素蓄積メカニズムの概説、作業手順の説明など)
  • 14時30分~17時20分:試験木の根の掘り出し作業

 

2日目7月30日(木曜日)

  •  9時00分~12時00分:樹木の重量計測
  • 12時00分~13時00分:昼食
  • 13時00分~17時20分:樹木の重量計測、パソコンへのデータ入力
  • 17時30分~19時00分:講師等との交流会

 

3日目7月31日(金曜日)

  •  9時00分~12時00分:パソコンへのデータ入力、推定式作成及び発表準備
  • 12時00分~13時00分:昼食
  • 13時00分~14時15分:発表準備及び発表会
  • 14時15分~14時30分:閉講式

 

<実習は、適宜休憩を交えながら行います。>

プログラム関連図書、Webサイトの紹介

(参考論文)

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