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サマー・サイエンスキャンプ2009開催報告

「森林の炭素量推定~樹木地上部から根の量を推定する~」

7月29日(水曜日)~31日(金曜日)までの3日間,森林総合研究所関西支所を会場にサマー・サイエンスキャンプ2009が行われました。サイエンスキャンプとは,独立行政法人日本科学技術振興機構(JST)が主催し、(財)日本科学技術振興財団が実施運営し、大学や独立行政法人などが受け入れ機関となり、高校生や高等専門学校生などを対象に、受け入れ機関の特徴を生かした実習や実験をとおして、参加者同士の交流を深めながら科学技術や自然に対する興味や関心を高めることを目的とした科学技術体験合宿プログラムです。当支所での開催は今回が初めてになります。

参加者は、支所実験林での林内実習(木根の掘り出し作業,幹・枝・葉・根の選別作業等)、室内実習(分析機器を使った解析,PCによる炭素蓄積量の推定式作成)等々を行いました。これらの作業を通じ森林の炭素吸収や蓄積メカニズムについて理解して頂いたとともに、地球温暖化について考え、私たちを取り巻く環境問題との関係について理解を深めました。これら実習の成果を,最終日午後に職員を前に発表を行いました。その後,閉講式を行いキャンプを終了しました。

森林総合研究所では、本年サマー・サイエンスキャンプを、本所(茨城県つくば市,8月5日~7日)、林木育種センター(茨城県日立市,8月19日~21日)、多摩森林科学園(東京都八王子市,7月27日~29日)でも開催しました。

開講式の様子

森林の炭素蓄積メカニズムの概要説明

試験木の根の掘り出し作業

重機による試験木の掘り出し

土をきれいに取り除きましょう!

掘り出した試験木の根系

講師から掘り出した根の説明

枝・葉・根の選別作業

講師と会話を交えながらの作業(根のサイズ別選別作業)

分析機器による根の解析(太さ・長さ・面積など)

自分が予想した根の長さと実際の長さはあってましたか?

樹木地下部への炭素蓄積過程の説明

PCへのデータ入力,推定式作成

プロジェクターを使用しての発表の様子

修了証授与

正面玄関前で記念撮影,3日間おつかれさまでした