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アカマツ

和名:アカマツ
所属:マツ科 マツ属
学名:Pinus densiflora Siebold et Zucc.
特性:常緑高木。樹皮は赤褐色または黄褐色であるが、下部では暗褐色で、幼樹では薄く老樹では厚く裂ける。枝条は幼樹では輪生し、老樹では太い枝を水平に開出する。葉は短枝上に2個ずつ生じ、基部に葉鞘があり、淡黄緑色、針状で細長い。雌雄同株。球果は卵状円錐形で淡黄褐色である。種子には翼があり、種子の約3倍である。

分布:日本のほか朝鮮半島、中国東北部、ウスリー地方などに広く分布する。北緯およそ30゜15´の屋久島が天然分布の南限地である。

用途:材は建築材、器具材、楽器材、土木用材、木毛からバルプなど用途は広い。木からは松脂、葉からは香料、強壮剤の原料をとる。根からはテレビン油、タールを採る。近年はマツ材線虫病のために減少している。庭木や盆栽としても用いられる。
備考:和名のアカマツは、幹が赤褐色をしているところからきている。別名のメマツはクロマツ(オマツ)に比べて葉が柔らかい感じがするからである。
開花時期:4月
果実成熟期:翌年10月
写真上:花(左は雄花、右は雌花)
写真下:
立田山自生

アカマツ花

アカマツの葉

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