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コウヤマキ

和名:コウヤマキ
所属:スギ科 コウヤマキ属
学名:Sciadopitys verticillata (Thunb) Sieb. et Zucc.
特性:常緑高木。樹幹は直立する。枝条は細かく輪生し、水平に開出し、先端は上向し、狭円錐形の樹冠をなす。樹皮は薄く赤褐色で、縦に裂け目を生じ剥げる。葉は細長い線形で厚く長く、しなやかで先が少しへこむ。この葉は2個癒合したものであり、2個の維管束がある。雌雄同株。雄花は枝端にほぼ30個が卵形の円錐花序をなしてつく。開花前は褐色を呈じ、花粉は黄色である。球果は楕円状円柱形で、先にしばしば葉を生ずる。種子は卵形であざやかな褐色を呈し、子葉は2個。
分布:日本特産で、天然分布の北限は東北地方、南限は九州の北緯32.5゜である。
用途:材は建築材などで、樹皮は漏水をふさぐのに使い、樹木は高価な庭園樹となる。
備考:和名コウヤマキは「高野槙」の意で、高野山に多いから名付けられたものである。
開花時期:4月
果実成熟期:翌年10月
写真
コウヤマキの葉

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