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クサギ

和名:クサギ
所属:シソ科 クサギ属
学名:Clerodendron trichotomum Thunb. var. trichotomum
特性:落葉低木。樹皮は平滑で暗灰色または灰色をなし、円い皮目が目立つ。老木では縦に割れ目が出来て多少剥げ落ちる。枝はやや太い。葉は長い葉柄があり対生し、三角状の卵形、鋭尖頭で基部は丸い。枝先に集散花序をつけ、花冠の先は5裂して平に開き、白色。果実は丸くて、碧色をなし光沢があり、紫赤色の星状の萼が残存する。
分布:北海道、本州、四国、九州、琉球、台湾、朝鮮半島、中国の暖温帯に広く分布する。九州以南のものを変種として区別することもある。
用途:若い葉は乾燥させ、保存食となる。根葉は薬用にする。樹幹や根に入るコウモリガの幼虫は子供のカンの薬として古くは利用されていた。
備考:属名はギリシャ語でのKleros Dendron(運命の木)を意味し、この属の植物には薬用に供するものと有毒のものがあることに由来する。和名のクサギは「臭い木」の意味である。葉をもむと、青臭い香がする。
開花時期:7~9月
果実成熟期:10~11月
写真上:
写真中:
写真下:果実

クサギの花

クサギの葉

クサギの果実

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