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サザンカ

和名:サザンカ
所属:ツバキ科 ツバキ属
学名:Camellia sasanqua Thunb.
特性:常緑小高木。枝を多く分ち繁茂する。樹皮は灰褐色をなし、平滑である。小枝は灰色で短毛がある。葉には毛のある短い柄があり互生し、やや厚く光沢があり、楕円形。両端尖り、緑には短い鋸歯がある。花は枝先に1個ずつつき、白色で平開する。さく果は球形で細かい毛があり、果皮は厚く熟して3裂し、種子を出す。種子は稜形で黒褐色を呈する。
分布:四国西南部、九州(種子島、屋久島を含む)琉球の暖帯に分布し、秋田県、岩手県以南に多く植えられている。
用途:材は器具材、楽器材、彫刻材、算盤球などで、ツゲなどの模擬材としても使用される。種子からは油をとる。ツバキ油に似ている。木は庭木または生垣とする。
備考:種類としてシシガシラがある。和名サザンカは山茶花から変わったものであろうと言われるが、山茶花はツバキの漢名である。
開花時期:10~12月
果実成熟期:翌年10月
写真上:
写真中:葉
写真下:堅果

サザンカの花

サザンカの葉

サザンカの堅果

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