研究紹介 > 森と木のQ&A > 森林の管理と経営 > 森林の管理と経営 Q6

更新日:2010年5月28日

ここから本文です。

森林の管理と経営 Q6

  • Q6 : プロセッサはどのような機械ですか?
  • A6 : 林道や土場(どば)などで集材されてきた伐倒木の枝払い、玉(たま)切り(幹を利用する長さに切り分けること)、を連続して行い、玉切りした材の集積作業を一貫して行う自走式機械で、国内で最も普及している高性能林業機械です。ベースマシンとしては油圧ショベルが使用されています。プロセッサは材をつかむグラップルと枝払い用の刃、材送り装置、玉切り用のチェーンソーで構成されます。プロセッサはまずグラップルで伐倒木の根元をつかみ、枝払い用の刃が幹に沿うようにします。次に、材送り装置によって伐倒木をしごくように移動させ、並んだ刃によって枝を切り落とします。測尺装置という材の長さを測るセンサを装備する機種では設定した長さになると材送り装置が止まり、チェーンソーで玉切りします。従来、枝払い、玉切りはチェーンソーにより行われてきましたが、プロセッサの活用により造材工程の生産性が飛躍的に向上しました。

(林業工学研究領域)

プロセッサの写真
プロセッサ

 

お問い合わせ

所属課室:企画部広報普及科相談窓口

〒305-8687 茨城県つくば市松の里1

電話番号:029-829-8377

FAX番号:029-873-0844

Email:QandA@ffpri.affrc.go.jp

電話受付時間 9時30分~12時00分、13時00分~16時30分 土日祝祭日除く