国際研究プロジェクト
 

 森林総合研究所ではさまざまな国際研究を行って来ました。
 対象地は、主にアジア東部地域ですが、北はシベリアから南はオーストラリア半乾燥地に及びます。また研究分野も植生、水資源、災害などの自然現象から貿易問題まで、幅広い分野で国際共同研究を行っています。


課 題 略 称 研  究  課  題  名  等 年度 対象国 資金
ロシア北方林 ロシア北方林における炭素蓄積量と炭素固定速度推定に関する研究 17-19 ロシア 環境総合
飛砂影響 森林伐採による飛砂影響調査 13-19 中国 原子力
中国市場 中国における木材貿易の拡大がわが国の林業・木材産業に及ぼす影響に関する予備的研究 19 中国 交付金
温室効果ガス 東南アジア山岳地帯における移動耕作生態系管理法と炭素蓄積機能の改善に関する研究 15-19 ラオス 環境総合
温室効果ガス 東南アジア低湿地における温暖化抑制のための土地資源管理オプションと地域社会エンパワーメントに関する研究 15-19 タイ 環境総合
火の影響 火の影響下にある熱帯林における種組成変化のメカニズムの解明と炭素シンク機能の予測 16-19 タイ 科研費
津波被害 大津波被害を受けたマングローブ林生態系の衰退及び修復過程の評価に関する研究 18-19 タイ 住友財団
東南アジア 東南アジア熱帯林の栄養塩利用および炭素固定能の評価と保全 18-21 タイ 科研費
大津波 大津波がマングローブ林生態系に及ぼした影響解析と修復過程予測に関する研究 19-22 タイ 科研費
森林減少 森林減少の回避による排出削減量推定の実行可能性に関する研究 19-21 タイ・ラオス 環境総合
水循環変動 地球規模水循環変動が食料生産に及ぼす影響の評価と対策シナリオの策定
 ・メコン森林流域における水循環変動の評価
15-19 カンボジア 技会
炭素貯留 炭素貯留と生物多様性保護の経済効果を取り込んだ熱帯生産林の持続的管理に関する研究
(1)熱帯生産林の健全性と持続性に関する生物性指標の開発
19-21 マレーシア 環境総合
フタバガキ科 フタバガキ科の系統地理学的研究と産地識別のための塩基配列データベースの構築 18-21 マレーシア 科研費
熱帯二次林 熱帯二次林構成樹木の光合成特性と萌芽能力の解明 18-20 マレーシア 科研費
CDM多様性 CDM植林が生物多様性に与える影響評価と予測技術の開発 16-20 インドネシア 環境一括
空間プロセス 東南アジア地域の森林推移に関する空間プロセスの解明 17-19 インドネシア 交付金
バイオマス利活用 インドネシアにおけるバイオマス利活用システムの設計・評価手法 17-19 インドネシア JIRCAS
温室効果ガス 陸域生態系の活用・保全による温室効果ガスシンク・ソース制御技術の開発
(2)荒廃地でのシステム的植林のための環境適応型植林・土地制御技術の開発
15-19 オーストラリア 環境総合
アジアフラックス 次世代のアジアフラックスへの先導 17-19 アジア 科振調
フラモニ アジア陸域炭素循環観測のための長期生態系モニタリングとデータのネットワーク化促進に関する研究 19-23 アジア 環境一括
サルノコシカケ 東・東南アジア産サルノコシカケ類の分子系統による分類体系構築 17-19 アジア 科研費
二国間交流 二国間交流事業共同研究・セミナー
絶滅危惧種の保全における主体間ネットワークの構築に関する共同研究
18-20 振興会
南洋材図書 Identification of the woods of Southeast Asia and the Western Pacific Regions 19 科研費
森林総合研究所 第I期中期計画期間での研究成果です。
「世界の森林の保全・再生をめざして(5MB)」
海外研究と海外協力の歩み
 100年を超える歴史を持つ森林総合研究所では、海外との協力においても長い歴史があります。
 その概要を国別に紹介します。


 下記の研究に関するより詳細な情報は、それぞれのサイトで得られます。

森林総合研究所フラックスネット
荒廃熱帯林のランドスケープレベルでのリハビリテーションに関する研究 CDM(クリーン開発メカニズム)植林にかかわる生物多様性プロジェクト

森林生態系モニタリング ンボジア・メコン流域における水循環変動に関する研究

  (独)森林総合研究所  研究コーディネータ(国際研究担当)